■■■ 一新塾2003年 夏のイベント報告特集 ■■■
■公開講座 8月4日(月)19:30〜
 マスコミに記事を載せるコツ
    〜広報発信力を身に付ける!〜

講 師:前澤 哲爾 氏(元SONYpcl広報、映画プロデューサー、一新塾理事)
    とかしき なおみ 氏(元資生堂広報、杉並区議会議員、一新塾OG)


マイナーな小さな行動を、短期間でメジャーにしていく最も優れた方法は 『マスコミ』に扱ってもらうこと。これは、ちょっと作戦を練って実行さ えすれば、お金を一切かけずに、最大の効果が期待できます。
NPO、政治活動、市民活動、起業、どんな案件でもそのコツは共通です。
一新塾第1期のさまざまな実践をつまれている二人が、ぜひ、みなさまのお役にたちたい、ということでこのイベントは開催されました。
  
 プログラム
[1]総論:PRとは?、PR力があるとどうなるか?
      マスコミへの働きかけ方法(とかしきなおみ氏)
[2]事例:政治活動をマスコミに載せ、選挙を勝利に導いた
     〜在職立候補、その他政治活動(とかしきなおみ氏)
   事例:NPO活動をマスコミに載せ運動を全国展開させた
     〜フィルム・コミッション(前澤哲爾氏)
[3]プレゼンコンテスト
      :自分の活動を会場の方にPRしていただき投票!
≪講師プロフィール≫
■とかしき なおみ氏(元資生堂広報、杉並区議会議員、一新塾1期OB)
1962年7月16日京都府生まれ
杉並区高井戸第二小学校卒業。
聖心女子学院中等科・高等科を経て
昭和大学薬学部に入学、薬剤師免許取得。
1985年 資生堂に入社。広報室勤務。マスコミ窓口の仕事をする。
1992年 資生堂を休職、早稲田大学ビジネススクールに入学、経営学を学ぶ。
1993年 復職。新規事業部に配属され、インターネットビジネスを立ち上げ。
1994年 「一新塾」の一期生として政治の勉強を始める。
1999年 「現役OL 36歳の挑戦」を旗印に会社を辞めずに杉並区議会選挙を戦い当選。その後、資生堂を退社。
2003年 杉並区議会議員2期目当選。
無所属の会派「杉並ルネッサンス」を設立。
区民生活副委員長、地方分権委員長などを歴任し、現在 区民生活委員
清掃リサイクル委員を務める。
<資格>薬剤師、裏千家茶名、新作法学院マナー師範


 ■前澤 哲爾氏(元SONYpcl広報、映画プロデューサー、一新塾理事、1期OB )
1951年6月25日群馬県館林市生まれ
慶応義塾大学文学部哲学科(美学美術史専攻)卒業
   同  新聞研究所卒業
ソニーPCL株式会社 総合企画部門 渉外部 統括部長
 (社) 日本映画テレビプロデューサー協会・国際交流委員会副委員長
 (社) 日本映画テレビ 技術協会理事、「映画テレビ技術」編集委員
全国フィルム・コミッション連絡協議会副会長、企画委員会委員長   
関西大学マスコミュニケーション学科非常勤講師(メディアプロジェクト論)
第15回東京国際映画祭クリエーターズ・フォーラム委員
2002年 独立。前澤事務所所長
今回は暑い中、80人に及ぶ方々が、講座にお越しくださり、教室がいっぱいになってしまいました。

講師のお二人は、共に一新塾の第一期生。お二人とも、当時のお仕事が広報だったということと、現在の選挙活動やフイルムコミッションの活動を通して実感された広報発信力の秘技を伝授くださいました。

とにかく実体験をもとに分析された内容だったので、「これは私の場合ですから」と言われるのですが、ナマの話なのでおもしろくて身をのり出して聞いてしまいました。議員としても街角でいつも2時間ほど話をされているという「とかしきさん」は腹式呼吸でのびのびとした声。しかもわかりやすく話をされ、話し方講座のようでもありました。
特に、とかしき氏のPR概論、私が広報力を使いながらいかに政治活動を世の中に普及させていったか_のお話は30分ではもったいない!もっと聞きたい!というような内容でした。

それを受けて前澤氏は圧倒されてしまったようでしたが、「そうだったのか、すごく勉強になった。」と、とかしきさんの話を受けてから、フイルムコミッションの全国展開のお話をしてくださいました。前澤氏ものびのびとフランクに話をされるので、笑いもありながら短かめに話は終了。次のプログラムのコンテストのために、みなさんによびかけられました。

後半には会場の方々から希望を募り、自分の活動を2分PRするコンテストを行い、ひとり一人に具体的にコメントをいただきました。
コメントはとかしきさんの鋭い視点が会場を「おおー」とうならせるもので、「アピールするってそういうことなのか」と先ほどの講義は基本で応用はこういうことかと感じました。
お二人は個人的にプレゼン参加者全員にプレゼントを用意されていて、最後にみなさんに渡され、声をかけられていました。

とかしき氏は「政治家は私の天職です。もうやりたいことがいっぱいあって。」とのこと。是非、杉並区の方は、街角でとかしきさんが演説していたら、聞いてみて下さい。

前澤氏はよく新聞に出ていることが多いです。注意してご覧ください。プロジェクトを始める方は、前澤氏の話をまず聞いてみるとよいと思います。大胆で柔軟な方法です。


■一新塾マニュフェスト勉強会 8月7日(木)19:30〜
 「市民がつくるマニフェスト〜青梅スタイル」

講 師:舩橋伸介氏(青梅スタイル代表)

<船橋氏の紹介>
今回は市民主導のマニュフェストづくりを青梅で実践された「青梅スタイル」代表の舩橋伸介氏に一新塾お越しいただきました。
日本は中央集権の限界が露呈し、未だ閉塞状況から抜け出せない状況ですが、打開策として地方主権によせられる期待もますます大きなものになってきております。こうした地方主権の潮流の中、市民が立ち上がってマニフェスト作りを行った事例が青梅であることを一新塾11期生の田嶋要さんにご紹介いただき、私自身大変
関心を持っておりました。
市民主導でマニュフェストづくりを実践された青梅での実践を舩橋さんにじっくり語っていただきたいと思います。船橋氏は読売新聞の記者をされていましたが、その頃に赴任されていた青梅が肌があうと感じ自分がずっと生きる場所と決められ、現在は有限会社エフスタイルという会社を起業され、青梅の地域で活動されています。

【プログラム】
1)マニフェストとは何か?
2)青梅市の概要
3)どうして市民がつくるマニフェストなのか?
4)作成してみた体験、市民からの反応
5)マニフェストを今後どのように活用したらよいのか
        塾生との ディスカッション

30代の船橋氏、青梅の町のために何かしたい、と町づくりにむけて行動をはじめたのですが、待っていたのは「よそ者、でてゆけ」という厳しい言葉でした。この町で生まれ育った方々にとっては「よそ者と若者は発言権がないもの」という。船橋氏は町づくりの為のメールマガジンを日刊で出して町の方に呼び掛けられ、「町づくりプラン」という名前で9人で作成はじめました。(内、1人は一新塾生)

市民で町づくりプランを市民で作成する時、気をつけたこと
●「ポリシーとビジョンを明確にする」ということを大切にする。
●見た目がわかりやすいものをつくる(冊子になったとき)
●分析の再現性→東京都のHPからデータを使って誰でも再現可能
●マニフェスト、町づくりプランの活動以外の事はしない
●仕事優先、家庭優先という原則、風土
●マニフェスト、町づくりプランを作る時は中立性を保つこと
(市民という立場でマニフェストをつくる)
●徹底的な情報公開 (オープンな姿勢と開催場所、飛び入り参加歓迎)
●資金は自己調達(一人1ヶ月500円、その範囲で活動)

作ったマニフェストを持って座談会を開き(11回)、様々な方の意見を聞かせていただきました。よく話が出たのは、やはり行政に対する不信感でした。今は、この市民がつくったマニフェストをどう活用したらいいのかを議論しています。このマニフェストを公約にかかげてくれる市長をたてるとか、実現してくれるのか答えをいただくとか色々な意見がでています。マニフェストの実現性達成度をチェックする仕組みをつくってゆくことも課題です。

今後も市民が生産提言をつくる能力のある市民となっていかなくてはならないと感じています。市民は今まで「おねだりリスト」でやってきてしまいました。やはり市民が声をあげるには、自分達が政治家や行政マン、官僚と同じレベルにならなくてはならないと。でも研究者になる必要はないのです。生活者、そのまま、多種多様で主婦だったりサラリーマンであったりでいいのです。それが生活者、市民の一番の軸です。そういうことをどうやって形にしてゆくのかというチャレンジなんです。手法としてはどうしていったらいいのか、何を調べていったらいいのか(財源、期限、数値目標、マニフェストとしての形)、それをツールとして学んでいけばいいのかなと思っています。
今後の「青梅スタイル」は本当の意味でのコミュニティシンクタンクになっていけたら、市民が作る市民が政策提言ができるシンクタンクになればと考えています。


青梅Style!とは?】
『あなたと一緒に青梅のポリシーとビジョンを描いていこう』をテーマに2000年2月から情報発信している青梅唯一の地域密着型ホームページ。
運営しているのは元読売新聞記者の舩橋伸介氏。平日だけですが、日刊のメールマガジン『日刊!青梅Style!』は2003年5月で300号を達成。ほかにも掲示板やメーリングリスト、『青梅人 度チェック』などで、青梅というまちをいろいろな角度からとらえ、人と人、人と情報を結ぶ「場」となっています。

【青梅スタイル『まちづくり勉強会』】
日刊のメールマガジンで「市民みずから青梅のまちづくりのプランを提案しよう」と舩橋氏が呼びかけ、それに賛同した市民有志で青梅スタイル『まちづくり勉強会』を結成。現役大学生や子育て中の主婦、地元学習塾の教師などメンバーは9人。市外在住ながら青梅 のまちづくりに関心を持つ会社員もいます。
市民センターなどを会場にのべ25回の話し合いを重ねてマニュフェストを作成。
◎参考サイト:
青梅Style!  http://www.ome.ne.jp/



これが、市民がつくった青梅マニフェスト!
イラストもたくさんあってわかりやすい。
青梅のビジョンとポリシーがはっきりと掲げられています。徹底的な議論をして優先順位がはっきりついているのが特徴です。


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