一新塾講義録(01/5/23)
「インターネットデモクラシー」
講師 鈴木寛氏 (元慶応義塾大学環境情報学部助教授)
 




近代国民国家システムが崩壊する過程で、従来の「シンクタンクシステムからシンクネットシステムへの移行」が
有効な1方法と位置付けられるというのでは、という仮定を持っている。これは、「議会と官僚制」という有限資源の有効活用の発想(法治国家思想)から、IT革命をベースとしたリ・ネッテイング、リ・コネクティングへの思想への転換である。

IT革命とは、すなわちメディア革命であり、価値観の多様化を背景とする。もともとガバナンス(統治)とは、社会情報の編集であり、解決策の提示であるから、法治国家の手順が一部省略されることはなんら問題とならないのだ。

デリバラティブデモクラシーは熟議または討議と訳されたりするが、実現のために憲法に学習権を組み込みたい。
ただ、このことで福祉・教育・環境など多岐にわたる政策を改革可能と考えているが、もちろん全ての解決策にとって「打ち出の小槌」となるものではない。

本日の講義は、あらかじめ講師に「塾生は一般人でも学生でもないので、レベルはそれなりの講義をお願いします。」といってあったので、講師も意気に感じて、精一杯の講義をしていただきましたことを申し沿えます。

また、いくつかの質問の最後に「今日の講義をうかがって、いままで大学で学んできたものは何だったんだろう」という感想を述べていただいたことに事務局として感じるものがありました。

文責・山田仁


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