| 一新塾講義録(2003年5月28日) 「チャレンジドを納税者にできる日本」 竹中ナミ氏 (社会福祉法人プロップ・ステーション理事長) ◆コンピューターと情報通信を活用して「チャレンジド(障害者)」の自立と社会参画、とくに就労の促進を目標に活動をしています。 「神戸からやってきましたプロップの『ナミねえ』です!」と元気よく話し始めてくださったナミねえさんはとてもエネルギーいっぱいの方。バリバリの関西のノリで現在までのプロップステーションの活動の歩みについて話をしてくださいました。 (講義内容は関西弁では書けませんでした。迫力が伝わらないかも。ごめんなさい。) まず、「チャレンジド」とは最近の米語で、「神様からチャレンジという使命を与えられた人」を意味します。障害をマイナスと捕らえるのではなく、障害を持つゆえに体験する様々な事象を自分自身のため、あるいは社会のためポジティブに生かして行こうというものです。 ナミねえさんは、重症心身障害者の娘さんを授かったことをきっかけに「自分の力で、自分の娘や同じような障害をもつ方達を守れる社会にするまでは死ねない。」思われたそうです。障害者の「出来ないところ」にばかり注目し、マイナスを数えてそれを埋めるのが福祉あるいは社会保証というのが現在の日本の福祉の概念。でも障害のある方にも能力や可能性があることを、私は色々な「チャレンジド」の方々と出会う中で知りました。それだったら「社会の方を変えたらええねん!」と。本当の福祉は眠っている可能性を引き出すことではないかと思われたそうです。 【プロップステーションの役割】 現在、プロップでは全国各地の在宅チャレンジドがコンピューターを活用し、プロの技術を身につけるためにお金を払って学び、コンピューターで仕事をしている。プロップの役割は「チャレンジド」の方々の技術習得のセミナーを開催しつつ、企業や行政から仕事を受注し、在宅で仕事が行えるようコーディネートすること。仕事を依頼して来られる企業や行政の不安を取り除き、プロップとして受注した仕事をプロップ全体でやりとげる。一人がパーフェクトである必要はない。プロップ全体でやってゆけばいい。 【ナミねえさんの方式】 「私はこの指止まれ方式でやってきました。プロップのチャレンジドの方は私の提示したスローガンに共感し、プロップのやり方である、お金を払ってコンピューターを習い、自分でお金をためてコンピューターを買われ、技術を身につけて働いています。リスクを背負ったから本物になっています。フェリシモの方たちとは手上げ方式でチームをつくって現在のプロジェクトをすることになりました。神戸市と兵庫県とコラボレーションし、福祉就労に新しい形がうまれています。 たしかに最初にリスクをとってどうなるかわからないことをはじめるのはしんどい。でも切り開く楽しさは、その渦の中でしか味わえません。どの道を選ぶのかは自分が決めることです。やる気のない人、うまくいくならやろうという人、いろんな気持ちの方がいることは、ずべて折り込みずみで活動しています。 ただ、やる気を出させるには成功事例を出すことです。目標とする人を1人生み出したら、10人後に続きます。ですから、やってる側の問題なんです。すべては。はがゆいこともあるけれど、そういうもんだと。プロップは今、危機感をいだく人達の集団となっています。官も民も何も区別はなく、そこに共感した者で渦になって動くしかないんです。そのなかで自分は何ができるか。」 ★とにかく、ナミねえさんの話は人間と愛情を中心とし、現場主義と改革実践、起業、政策提言とずべてに広がっていっているので、一つ一つの言葉が重みが違いました。 (了・文責 一新塾事務局長 森嶋伸夫) |
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| 「このように出会ったということはすごい縁です。もし、プロップの活動が面白そうと感じたら、運命に絡め取られたと思ってはまってください。最近はドツボステーションなどと言われます。(笑い)それから、ここに政治家の方や公務員の方がいたら社会システムの見直しをお願いします。それはその方達にしかできんことです。現場は私たちががんばりますから。」と一新塾生にメッセージをいただきました。 | ||||||
![]() 「おなかがすいてるのよ〜」と講義の終わりでも言われていた ナミねえさんはニ新塾で塾生と交流をもってくださいました。 塾生は順番待ちでナミねえさんに色々と相談をしていました。 右の本も22册があっという間に売れました。すごいです!! |
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