| 一新塾講義録(2003年7月2日19:30〜21:30) 「日本に民主主義を起業する」 鈴木崇弘氏 (阪大フロンティア研究機構副機構長・一新塾理事) 「自分の意見が社会に反映されるという実感をさている方はいらっしゃいますか?おそらくいらっしゃらないでしょう。なぜなら、日は三権分立という小学校で習った民主主義の仕組みは、実際には行われていないからです。日本は、実際は行政を1とするならば、立法0.1、司法は0.1で、行政が立法をしている官僚社会主義となっているからです。」 鈴木崇弘氏は日本に「非営利独立型の政策シンクタンク」の概念の普及にいち早く取り組まれた方です。三権分立におけるチェックアンドバランスが本当に行われ、イデオロギーではなく、社会政治システムとしての民主主義をまわしてゆくためには、何が必要か、と研究をされてこられました。 「民間非営利型独立シンクタンクの役割は9つある。代替案の作成や、学問向上、人材プール、仲介機能等様々な役割が果たせる。そして市民が政治に関わる場をつくり、参加活動を促進してゆく。教育機能としては、社会にわかりやすい形で政策的な啓蒙をしてゆくこと。」と多くの可能性感じさせて下さいました。 「なぜ、日本には、このようなシンクタンクが存在しないのか、そしてなぜ生まれないのか。政策に対するインフラの欠如にはさまざまな理由があるが、それでは新しい将来、こうしたい、というものは政策としては生まれてこない。色んな環境が(例えばジャーナリズムでも)今までの縦割りの政治のしくみにそったものになっているので、新しいものが生まれてきにくいのではないか。」 実際のアメリカにおける政策研究市場の例を図などで資料として配付され、政策的なインフラの必要性をうったえられ、最後に「今、ヒラリーの本を読んでいるが、彼女は生きる中で政治や社会について考え、知ってゆく。それに対して日本は自分の生活と社会や政治との接点がとても希薄な社会。社会の中での自分の役割というのもを学ぶ機会が必要だと感じます。もっと子供達に考えられる機会を与え、政治教育もしてゆくべきではないか。一新塾のみなさんも、民主主義をまわしてゆくためのインフラをどうやってビルトインしてゆくかを考えていただきたい。私もがんばるので、みなさんもがんばっていただきたい。今日は、そこに向かうキックオフの場と思っています。」 (了・文責 一新塾事務局長 森嶋伸夫) |
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