平野 暁臣(ひらのあきおみ)氏
≪講師プロフィール≫
平野暁臣(ひらのあきおみ)氏
(空間メディアプロデューサー)
株式会社 現代芸術研究所 代表取締役(岡本太郎氏が大阪万博のテーマプロデュースを引き受けた時からの事務所。平野氏で3代目)

イベントやミュージアムなど、空間メディアの領域で既成概念にとらわれない様々な提案を続ける。中でも博覧会プロデュースの手腕は海外でも高く評価されている。近作に「リスボン国際博覧会日本館」「川崎市岡本太郎美術館」など。
現在は六本木ヒルズのプロデューサーとして活躍。このほか、日本イベント業務管理者協会会長として、イベンターの職能確立に取り組んでいる。
著書:
「仕掛ける技術」(青春出版社)2003/04
「イベントの底力」共著(日経BP)2002/05
「Event Planning Handbook」(日本実務出版)2002/06 ほか
平野 暁臣(ひらのあきおみ)氏
イベントの役割はきっかけをつくること、背中を押すことです。」
「あ、わかった」という時は知識ではなく体験として体を通り抜ける。空間と全身で体験することでわかるということなのです。
平野 暁臣(ひらのあきおみ)氏
平野 暁臣(ひらのあきおみ)氏
平野 暁臣(ひらのあきおみ)氏
岡本太郎氏の『お葬式』ではない葬儀
”祝葬”のイベントについて語る平野氏。

一新塾講義録(2004年12月1日19:30〜21:30)
「”仕掛ける”時代に求められるスキル」
 平野暁臣氏

(空間メディアプロデューサー)


【事前のお知らせ:当日司会を担う塾生より】
私たち塾生が、主体的市民としてプロジェクトを展開し、その活動を広く世の中に問いかけ広めていくには、イベントという手法をうまく活用することが効果的です。具体的なケースからそのスキルを学ぶとともに、私たちのアクションへのヒントを掴む場にしたいと思います。
<時間割>
19:30〜20:50 講義(80分)
20:50〜21:30 質疑応答(講義内容に関しての質問)

<議論の進め方とねらい>

(1)塾生は、プロジェクトやミッションを展開するための方法としての「イベント」に対して自分なりのイメージ・着眼点を持ち、将来の自分のアクションに活かすことを想定して講義に臨んでください。講師には、実際の事例を交え、塾生がイベントを仕掛けて行けるように具体的なイメージを描ける講義をお願いしています。講義の柱は以下となります。
1.はじめに〜なぜ、イベントなのか?
2.イベントとはなにか?
3.5つの特性
4.クオリティを決める4つの技術
5.制作プロセス〜4つのフェーズ
6.コンセプションの基本構造
7.プロデューサーの仕事

(2)今回はワーキング・自由討論の時間を取らず、講義を中心としますが、質問とは別に、塾生がこれまで行なってきたイベントでうまくいかなかった事例・経験があれば、アドバイスをいただくようにしたいと思います。〔講義中・もしくは質疑応答の時間〕
→上記の予定でしたが平野氏は「このような空気の場所で講演するのは初めてです。一方的に話をするのではなく、早めに切り上げて皆さんとの時間をいっぱいとりたいと思います。」と申し出てくださり、塾生の質問や意見にお答え下さいました。そして二新塾(講義の終了後)にまでお越しくださり、塾生と積極的に交流を深めてくださいました。
(3)シンポジウム(政策提言・社会起業)や体験型イベントなどを進めていく場合を想定して講義に臨んでみましょう。
平野氏には現場での事例をたくさん盛り込んでお話いただくようお願いしました。事前に平野氏の「仕事がうまくいく人の仕掛ける技術」(青春出版社)に目を通してこられると、講義の理解が早くなり、より自分の問題に引き落として考えられます。


当日の講義

<なぜイベントなのか?>
●これからのビジネスや地域経営に必要な構造を備えているから
●他のメディアでは代替できない隠れた性能をもつメディアだから
●自らを内側から変える手段として有効な手段だから。
<イベントとは何か?>
 ☆アクシデントではない臨時で特別な出来事
 ☆目的達成の手段として意図的に仕組まれた特別な企て
   ■仕掛ける者がいて、ミッションがある
   ■ターゲットがいて、メッセージがある
   ■理念があって、戦略がある
   ■はじまりがあって終わりがある
   ■いつもと違う営みが内包されている
<イベントの5つの特性>
 ●イベントには”レシピ”がない
 ●イベントには”本番”しかない
 ●”部分”だけのイベントはない
 ●”同じ顔”でつくるイベントはない
 ●”リスク”のないイベントはない
<イベントの役割>
 空間体験を通してメッセージを伝える等
 例:岡本太郎氏の『お葬式』ではない葬儀 ”祝葬”
 例:六本木ヒルズの ”朝の太極拳”
<クオリティを決める4つの技術>
<イベント制作のプロセス>
 例:リスボン国際博覧会 日本館

【講義の感想】
○イベント的 発想の重要性を認識できた。
○「まずは理念の共有」という言葉を聞き、自分の理念の再構築を行おうと思った。
○講師のプランニングに対する考え方が自分とは全く違っていた。
○「船頭は1人でいい」という知恵が胸落ちした。
○ミッションをどう実現するか、イメージが得られた。
○形式とイベントの違いがよくわかった。
○リスクを感じて一つ一つ企画をしている姿勢が自分にはないと思った。
○「解る」ということがどういうことかわかった。
○クオリティに対する発想が自分と違うことが発見だった。
○異なる個性の共存と発展の仕方が学べた。
○深く考え、大胆に行動する講師の姿勢に非常に共感。
○自分の起業に生かせる内容であり、大きな気付きがあった。
○講師の熱い語り、もっと聞かせていただきたかった。
○自分の視点を変えて見てみようと思った。
○イベントに対する新しい理解が得られた。
○チーム編成のバランスやface to faceの大切さに気が付いた。
○言葉にならないけれど、ものすごく自分にとって大切な気付きをもらった。


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