| 一新塾ニュース 第48号 発行日:2001年12月21日 台湾自転車旅行 内田雅也(7期OB) 先月、私は台湾を自転車で一周してみた。 自転車で走るのにちょうどいい大きさ(九州と同じくらい)、暖かい気候、日本との関わりが深いことなど、今回の舞台としてなぜ台湾を選んだかという理由は色々あったが、最大の理由は台湾が世界一の親日国家であるということだった。実際台湾で出会ったほとんどの人たちは、純粋に私にやさしくしてくれたと思う。 自転車も現地で調達し、10月25日台北市を出発。1日100km弱を目安に進み、各地で観光もしつつ、11月21日、無事台北市に到着。 台湾の道(国道)は大概4車線以上で広く、バイク用の車線もあるので自転車で走るのには最適だ。しかし、自動車もバイクも運転の荒さが半端ではなく、常に危険と隣り合わせだった。 さらに道路工事が多かった(国道1号線なのに未舗装だったところもあったほど)ということがあるのでプラスマイナスゼロで日本と同じくらいの走りやすさではないだろうか。 サイクリングにおいて道路の状態と同じくらい重要な要素である“気候”について一言。暑かった(笑) さすが亜熱帯&熱帯気候。 天候に関しては幸いにも雨の日は少なく、予定通りに旅を進めることができた。台湾ではこの時期、概して北から南に強い風が吹くとのことだったが、まさにその通りだった。北上する際の向かい風の強さは、下り坂なのにペダルを踏まなければ止まってしまうほど。 砂埃も風に乗って汗ばんだ体に勢いよくはりつき、目的地に着いた時には、私の肌は日焼けではない異様な黒さになっていたということもあった。 よく「日本と台湾は似ている」と言われるが、道中に気づいたことは「日本と台湾は地形的に似ている」ということだった。 いつも「あー、日本の…と似ているなあ」と考えながら、そして日本でのサイクリングを思い出しながら自転車で走っていた。例えば、北部海岸沿いでは千葉の房総半島、東部の山ぶかい道では箱根を思い返しながら。 マクロな視点から見ると「島国」であり、「島の中央に高い山脈がそびえている」両国が似ているというのは当然かもしれないが、台湾を自分の目で見て生で感じることができたのはとてもいい経験だった。 こうして台湾の大体の場所を一気に見てきたわけだが、大きく見落としているところがある。 それは、まさに台湾の中心に位置する山々だ。 標高3000mを超えるものも多く、最も高い玉山は3952mもある。来年から社会人になる(予定)なので、いつになるかわからないが、次に台湾を訪れる際は、武器を自転車から登山グッズに代えて台湾のてっぺんを制覇したい。 (#一緒に登ってくれる方大募集です) ■編集室より 12月1日、台湾立法院選挙の視察で私は台北にいたが、そこで台湾を自転車で1周した直後の内田さんと出くわした。日焼けした充実感にあふれた笑顔が印象的だった。 来年から社会人として、ユニークな発想と持ち前のバイタリティで、がんがんチャレンジしてくれることを楽しみにしている。 (森嶋) |