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         一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!〜
          【 第370号 】 発行日:2009年2月2日
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■ 塾生活動レポート
              『 株式会社ありがトン設立! 』

         〜「うつ病蔓延社会」から「うつ病円満社会」へ〜

                            第21・23期生 澤登和夫
                
【 参加者募集 】  誰もが社会創造のプレイヤーになれる!

   一新塾入門講座 『社会ビジョン探究&問題解決ワークショップ 』

    日 時:2009年2月15日(日)13:30〜18:30
     講 師:森嶋伸夫 (一新塾代表理事・事務局長)
     参加費:3000円
     申込→ http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/ev_mosikomi.html
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 メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。

  厚生労働省の統計によりますと、うつ病は6年間で43万人(95年)から
  92万人(05年)と倍増しています。

 こうした社会の問題に、塾生の澤登和夫さんが、立ち上がりました。
昨年3月よりメンタルカウンセラーとして活躍しておりましたが、
本日、2月2日、『株式会社ありがトン』を起業されました!

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■■■■■ 塾生活動レポート
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■■■         『 株式会社ありがトン設立! 』
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■■■■    〜「うつ病蔓延社会」から「うつ病円満社会」へ〜
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●個人事業主から株式会社ありがトンへ

  一新塾21期、23期現役生の澤登(さわと)和夫です。本日2月2日、
株式会社ありがトンという会社を設立しました。この会社のミッションは、
『魔法の言葉「ありがトン」と共に、「うつ病蔓延社会」から「うつ病円満社会」へ』
です。

 私は昨年の3月に「さわとんメンタルカウンセリング」という個人事業で
カウンセラーとして起業し、7月からは「うつ専門カウンセラー」として、
うつ病に特化した活動をしてきました。現在の「うつ病蔓延社会」を改善する
には、私自身の5年半のうつ病体験が、同じような悩みで苦しんでいる人の力
になると考えたからです。

●「うつ病円満社会」へ、考え方の転換

 それ以来、うつ病が一生涯のテーマであることにぶれはありませんが、活動
を継続していく中で、うつ病に対する考え方の変化が起こりました。昨年の途中
までは、年間3万人を超える自殺者を減らすためには、自殺者の8割が患って
いるとも言われる、うつ病患者を「減らす」ことが重要だと考えていました。
カウンセリングなどの活動を通じ、当事者や家族にお会いする中で、もっと大切
なことに気付きました。それは、本人や家族、社会が、うつ病という、一見
マイナスと見受けられがちな病気を「受け入れる」という、その姿勢が大切だと
いうことです。そして私は、「うつ病円満社会」を創りたいという考えに至りました。

  「うつ病円満社会」とは、本人も周りの人もうつ病を前向きに受け入れること
ができる社会です。うつ病によって苦しんでいるのは本人だけではありません。
終わりが見えない出口に、家族など支える人も苦しんでいるケースが多々見受け
られます。ただ、受け止め方を変えれば、うつ病をきっかけに、むしろ家族の絆も、
友達の輪も広がっていきます。そんな事例もたくさん目にしてきました。そして、
本人にとっても死を意識してしまうほどとても辛い病気ですが、周りの人や社会
のサポートを受けながら、うつ病を経験して向き合うことで、以前よりもやさしく
なった方のお話をたくさん聞いてきました。「うつ病になってよかったね」って、
言い合える社会。それが、自殺を減らすことにもつながるとの考えに至り、
カウンセリングや啓蒙活動を通じて、このような「うつ病円満社会」を創っていこう、
というメッセージを発信しています。

●絵本「ありがトン」が大ヒット

 ただ、私自らカウンセリングで寄り添える人数には、どうしても限界があります。
もっともっとたくさんの人に「今のまんまでも大丈夫」って感じてほしい、そんな
想いで「ありがトン」という絵本を書きました。この絵本は、私自身の実話がベース
で、「さわとん」という豚のキャラクターが、病気など辛い経験から色々なことを
学び、乗り越えていくというストーリーです。漫画家の青木さんのおかげで、
かわいらしい4コマ漫画風の絵本になりました。活字が読むのが辛くっても読み
やすい絵本で、カウンセラーのように寄り添うことができる本です。思い切って
昨年12月に自費出版しましたが、大人にも子どもにも大人気で、販売総数は
約1ヶ月半で1,200冊を超えました。その反響の大きさから、複数の出版社
からも声をかけて頂き、リニューアルされた「ありがトン」が、今年の5月頃、
サンマーク出版さんから出版されることが本日、正式に決定しました。

●株式会社ありがトン設立の決意

 「ありがトン」の絵本と共に、「ありがトン」っていう言葉が、トントン拍子
に広がっていくのを肌で感じ、株式会社ありがトンを設立することを決めました。
株式会社化するということは、一生涯やり続けるという決意表明でもあります。
物質的に恵まれた現代の日本社会、そして少子高齢化社会で経済的成長があまり
望めない中、「当たり前」のことに「ありがとう」って感じられるようになることが、
個人個人の幸福度アップ、社会全体の幸福度アップ、そして「うつ病円満社会」
にもつながっていきます。「ありがトン」っていう魔法の言葉を使いながら、
「うつ病円満社会」を、一生涯、創り続けます。

(参考HP)株式会社ありがトン http://arigaton.com

 

■■■───────【 参 加 者 募 集 中 !】─────────
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■■■          誰もが社会創造のプレイヤーになれる!      
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■■              一新塾入門講座
■■       『社会ビジョン探究&問題解決ワークショップ』
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■■■■       2009年2月15日(日)13:30〜18:30
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未曾有の金融危機、広がる格差、厳しい雇用環境、待ったなしの環境問題、
迫り来る少子化・高齢化社会、右往左往する教育現場。

激動の時代を生きる私たち市民が、この社会の現実とどう向き合うのか、
そして、どんな行動を生み出すことが出来るのか、その可能性に徹底的に
アクセスする講座を開催いたします。
 
『自ら理想の社会ビジョンを描き、私たちの手で実現させる!』

社会創造の作業は、官僚や政治家の特権ではありません。
最も創造的で心躍るこの作業こそ、生活者である私たちの手に取り戻したい
と思います。

市民性への目覚によって、人生と社会のイニシアチブを取り戻しませんか?

楽しみながら学べるワークショップです。
ぜひ、ご参加ください。

NPO法人一新塾 
代表理事・事務局長
森嶋伸夫

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 日 時:2009年2月15日(日)13:30〜18:30

  会 場:一新塾セミナールーム
     [住所] 東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F
      [地図] http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html

 講 師: 森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)

 参加費:3000円(当日受付にて承ります)
  
 定 員:20名(先着順)

 ★申込→ http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/ev_mosikomi.html

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≪ 内 容 ≫

  仮説思考・ゼロベース思考など、社会ビジョン探究と問題解決創造
   するために必要なスキルをワークショップを通じて学びます。
   ●自分の強みはなんだろう?自分はどんな力が発揮できるか?
   ●21世紀はどんなリーダーが求められているか?
   ●社会創造に挑むための問題解決・創造のフレームワークとは?
   ●小さくても本物のPlan→Do→Seeを回すためには?
      
  [課題1]:組織の落とし穴を考える
         某メーカーの例を取り上げ、個人の資質が最も発揮さ
         れるシステムを提案していただきます。
         問題解決のフレームワークをじっくり習得できます。

  [課題2]:「社会の現実」と「自分」を交じり合わせる
         トレーニング ワークショップです。
         金融危機、少子化、非正規雇用、うつの蔓延、教育崩壊など、
         社会の切実な問題を次々取り上げます。
         あなただったら、この社会の現実とどう向き合い、
         どんな問題解決策を提案されますでしょうか?

 [課題3]:ある地域をケースとして取り上げます。
        地域ビジョンを描き、その地域の抱える課題を解決し、
        地域が再生していく振興策をグループで議論しながら進めて
        いきます。

       ◎「政策」による問題解決
        ◎「社会起業」による問題解決
        ◎「市民プロジェクト・NPO」による問題解決

       この3つのアプローチを通じて、社会の問題解決・創造に
        切り込むところまでを体験いただきます。

≪ 講師プロフィール ≫

 森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)

 1964年生まれ。1988年慶應義塾大学文学部卒、積水ハウス(株)に入社。
「都市開発」「まちづくり」の仕事に携わり様々な立場の人たちとの出会い
  の中で、日本人が組織の論理の中で自分のミッションを犠牲にしていること
  に疑問を感じ一新塾へ入塾。タテ割りを超えて、同志と協働することの計り
  知れない可能性を実感。
  97年 政策学校一新塾マネジャーへ転職。大前研一氏の下で薫陶を受ける。
  02年一新塾のNPO化に伴い、代表理事・事務局長就任。主体的市民養成
  プログラム開発に力を注ぎ、毎年30近くの「政策提言」「社会起業」
  「市民プロジェクト」のインキュベートを行う。
  11年で3000名の塾生が志を果たす道を歩むための人生の転機での相談役(メンター)。
  市民性を基軸とした新しい国づくり、地域づくりの支援に日々奔走している。




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