2010/08
/31 【一新塾ニュース】第425号:
塾生活動レポート
『夢への一歩【笑顔と夢を運ぶサンタクロースになりたい!】』

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          一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!〜
          【 第425号 】 発行日:2010年8月31日
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■ 塾生活動レポート

   『夢への一歩【笑顔と夢を運ぶサンタクロースになりたい!】』
                     一新塾第24期本科 勝見恭子

■【参加者募集】「第27期説明会」2010年11月7日(日)開講
   (参加予約)→ http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
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    東京本科テーマ:『“根っこ力”で社会変革!
              〜ミッション基軸でネクストリーダーを目指せ!』

     ●東 京:9月 1日(水)19:30〜21:40 【定員になりました】
          9月 4日(土)15:00〜17:30 【定員になりました】
          9月 8日(水)19:30〜21:40 ※まもなく定員です。
          9月11日(土)15:00〜17:30
          9月15日(水)19:30〜21:40
          9月22日(水)19:30〜21:40
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    地域科テーマ:『“根っこ力”で社会変革!
             〜ミッション基軸で地域プロデューサーを目指せ!』

     ●大 阪:10月2日(土)13:30〜16:00
     ●名古屋:10月3日(日)13:30〜16:00
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    ●沖 縄:9月 3日(金)19:00〜20:30

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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
  9月1日告示の民主党代表選を控え、小沢一郎前幹事長は、午後5時すぎ
  から菅総理大臣との会談を経て、民主党本部で記者会見し、代表選に出馬
  することを正式に発表しました。
政治は大きく揺れ動いていますが、私たちは、引き続き、市民の立場で、
現場主義で、生活者視点で政治をしっかりチェックし声を上げ、行動して
ていきたいと思います。

さて、今回は、今年の5月に卒塾された第24期生の勝見恭子さんのメッセージ
をお届けします。深く深く志の“根っこ”を掘り下げた末、2月から目黒区の
社会教育館の一室で「めだかの学校」を始められた勝見さん。
揺るがぬ思いで行動を積み上げる勝見さんの姿勢が胸に響くメッセージです。

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■■■■ 塾生活動レポート
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■■   『夢への一歩【笑顔と夢を運ぶサンタクロースになりたい!】』
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「あなたにしかできないことが、きっとある!」

今、毎日が辛いと感じている子供達にそう伝えたい。
今、生きがいが見当たらず、何かに挑戦したいともがく大人達にそう伝えたい。
そして、少し前まで辛くてもがいていた過去の私にこう伝えたい。
「私は今、過去の経験があるからこそ、夢に向かえています」と。

1年半前、私の夢はつかみどころのない、大きな雲のようだった。
【笑顔と夢を運ぶサンタクロースになりたい】と、理由は説明できずとも、
ただその言葉だけが、自分が心から納得できる譲れない夢だった。

一新塾で、自分の志にとことん向き合っていく中で、
日々の身近なニュースが、私を駆り立てた。

・小中学生の不登校13万人
・うつ病通院者90万人
・介護殺人200件/6年
・自殺者数3万人
・虐待相談件数4万件

「心に痛みを抱えている人が、こんなにも沢山いる。
私は、その痛みを少しでも和らげられるような
そんな活動をしていきたい」
こう決意ができたとき、私はスタートラインに立てたのだと思う。

●過去の自分に向き合う

しかし、それからの「一歩」がなかなか踏み出せなかった。
どこに向かえばいいのか分からず、幾度となく舞い戻った。
「私は一番最初に、『誰に』笑顔と夢を運びたいんだろう。」

自問自答する中、インターネットを通して
私は、理由なく心が動いてしまう子供を見つけた。

「何で生きているんだろう」と誰にも相談できず、
掲示板に思いを吐き出す小学生。
自分の過去と重なる子供だ。

小学生の頃の思いを、私は今まで心の奥深くに閉じ込めていた。
「消えてしまいたい」と思っていた日々。
毎日が辛くても誰にも本音を話せず、
常にイイコでいようとしていたこと。
心の中ではSOSを出していたのに、
外に出す勇気が、心を許せる相手がいなかった。

私は、過去の自分に向き合うのが、何よりも怖かった。
今でも、私自身が本音を、過去の経験を奥深くにしまいこんで、
建て前で生きていることに気付かされたくなかった。
過去の自分と今の自分は違うんだと思いたかった。

チームを立ち上げて、何もできなかった半年間。
過去の自分から逃げていた半年間だった。

しかしその半年間が教えてくれた。
自分が変わることでしか、社会は変えられないのだと。
私が過去の私自身を好きにならなければ、
過去の私と同じような環境にいる子供達に、
自分自身を好きにさせることはできないのだと。

そして、私の強みは、辛い心の痛みに共感できること。
過去の経験があるからこそ、今救いたい子供達の気持ちに
しっかり寄り添うことができるのだと。

だからこそ私は今、本当の自分自身で、子供達も本音を話せる場所、
SOSを発信できる場所をつくりたい!

●「めだかの学校」

入塾から半年後。私はやっと、夢に向かって一歩を踏み出すことができた。
子供達に寄り添うことを心に決め、目黒区の社会教育館の一室を借りて、
無料の自習サポート教室「めだかの学校」を始めた。

「めだかの学校」は、子供たちが親の許可なしで来れるように、
無料で、図書館と同じ建物で開催。
友達と一緒じゃなくても来れるように、土曜日の午前中に開催。
全て、過去の私が助言してくれた。

開校して1カ月半、「めだかの学校」には誰も来なかった。
第一回  2月13日 参加者なし
第二回  2月20日 参加者なし
第三回  2月27日 参加者なし
      ・
      ・
第六回  3月20日 参加者なし

でも、私はもう舞い戻らなかった。
過去の私なら、新しい場所に参加するのは、
大きな勇気が必要なことが分かっていたから。

第七回  3月27日 小学生2名
第八回  4月3日  小学生2名
第九回  4月10日 小学生4名
第十回  4月17日 小学生7名
第十一回 4月24日 小学生6名
       ・
       ・

♪そーっと覗いて見てごらん♪

開校から半年たって、現在は毎週平均5,6人の小中学生が勉強に来るようになった。
地域の方もボランティアスタッフとして4人加わってくれて、
子供達はそれぞれ、思い思いの時間を過ごしていく。

黙々と勉強する子も、お菓子を食べにくる子も、スタッフに甘えにくる子も、
友達と遊びにくる子も、ずっと話していたい子もいる。みんな自然体だ。

この子たちが、いつか心が不安定になってしまった時、
自然と寄り添える距離に、私はいたい。
私じゃなくとも、地域の身近な大人が、
心の痛みに気づいてあげられる距離にいてほしい。

♪誰が生徒か先生か♪

私は今、子供達からたくさんの元気をもらっている。
一緒に励んでいる同志も、地域のスタッフの方も、
子供達と一緒にいる時の笑顔がとても素敵だ。

いつか子供達の通学路に、寄り道できる「めだかの学校」が、
立ち話しできる身近な大人が、たくさん溢れるコミュニティにしたい。

様々な大人の背中は、子供達にとって、きっとたくさんの夢の種となる。
子供達から夢や元気をもらえる大人もたくさんいるはずだ。
そして、このつながりが多くの笑顔を生んでいくと、私はそう信じている。

 



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