2010/12
/16 【一新塾ニュース】第436号:
 塾生活動レポート 『コトのセレクトショップ』


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          一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!〜
          【 第436号 】 発行日:2010年12月16日
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■ 塾生活動レポート

           『 コトのセレクトショップ 』

                   一新塾第25期【東京】本科   宮崎志津香

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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
12月4日〜5日は神奈川県の三浦海岸で全国研修合宿を行いました。
テーマは『自分軸で社会創造に挑む!』でした。
北は青森、南は沖縄と全国各地から塾生が結集し、異なる世代、異なるバック
グラウンドの仲間とのグループワークを通じて、自らの人生を掘り下げ自分軸
を発見し合いました。
さらに、自分軸の延長線上にあるビジョンを鮮明に、その実現のための解決策
としてのプロジェクトをブラッシュアップし合いました。

合宿は、新しい社会変革プロジェクトの芽が出る瞬間でもあります。
11月に卒塾された第25期の宮崎志津香さんは、1年前の合宿で芽生えた
『コトのセレクトショップ』プロジェクトを同志との協働と現場での奮闘、
対象者との深い出会いを通じて、1年間で大きく育まれました。
宮崎さんに、この1年を振り返っていただきました。
ぜひ、ご一読ください。

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■■■■ 塾生活動レポート
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■■            『 コトのセレクトショップ 』
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■■■■■□        一新塾第25期【東京】本科  宮崎志津香



●私が一新塾に入った経緯

日頃より「○○が◎○」だったらいいのに・・、という意見を言いつつも
あまり行動しなかった私。
(意見は、「海にもっとシャワーがあればいいのに・・」というレベル)
寒い冬の始まる季節、会社の先輩に誘われるがまま、なじみの無い田町にやってきた。

なんと、びっくり!
みんなの前で、壁をスクリーンにして、
私の会社で言ったら引かれちゃうかも・・っていうことを熱く語っている人がいる。
 (後に森嶋さんと認識)
そして、その場のみなさんが引くどころか、うんうん言ってる!!

こんな勉強してみたい、そう思いそのまま入塾。

志高く、すでに様々な活動をされていたみなさんからすると、
先輩に誘われて田町を訪れた私は、相当な主体的市民度の低さで入塾したのでした。

●私のミッション

私は大学生の時、可愛いモノや、有名なモノに興味があって、
親への感謝もモノをプレゼントして満足、というような、
ぼんやりとモノに価値を感じた普通の学生でした。
そして、そういうことはいつでもできるという安心感を抱いていました。

でも、モノに価値があるんじゃない。
いつでもできるわけじゃないと気付くときがありました。

父が病気になって、もう亡くなるというとき。

思い出したのは、あげたモノや、もらったモノじゃない。
何を一緒にしたか、自分は何ができたかな、ということ。

そして「もっと一緒にいろんなコトをすればよかった」という後悔。
結婚記念日、妹と私で計画したサプライズ演出をプレゼントしたこと
そして、父が亡くなる一年前に、父が私に見せたい場所があるといって計画した旅行。

こういうことを自分と相手が生きている限り、できるだけやっておくべきだと思ったのです。

そしてこれからは、コトを通じて思い出を増やせる人になろうと思ったのでした。
それが、この塾に入って皆様に掘り下げて頂くことで気付けたミッションです。

●私のビジョン〜モノからコトへ、モノにもコトを〜

私のイメージする社会ビジョンは、
「コト」を通じて親子に、家庭に、地域に、社会に、たくさんの思い出ができること。
コミュニケーションが増え、相手のコトを考える機会が増える
そんなコトを誰でも簡単に入手できて、
コト、またはコトがプラスされたモノをプレゼントし合うのが当たり前になる。
そんな社会。

コトのセレクトショップは扱う商品をモノからコトにシフトしたお店です。
たとえば、一緒に旅行したり、思い出の曲を弾き語りしてくれるお店にいったり・・・
これらを簡単に検索でき、かつ本人の歴史や思いを組み込むことができる
お店やサイト、サービスがあればもっと身近に楽しいことが増えるんじゃないか、
そう思いました。
これを通じて物質主義の世の中から価値がシフトしたらどうでしょう、
「あげて終わりのプレゼントはもう終わり。」
体験が終わっても思い出は増えていきます。

感動や、記憶に残るストーリーがどんどん連鎖する世の中、素敵ではないでしょうか??

●私の転換

こうだったらいいのに、と願いを実現するために自分で動くことを学ぶ。

日頃より思っていたことの一つとして『コトのセレクトショップ』を挙げた。

初めての合宿で諸先輩方に背中を押されて決めた。

       「やってみよう」

●「コトのセレクトショップ」のPJを立ち上げた

◇親孝行なコトをテーマに意見交換会をしました。

   → 親孝行という言葉の訴求効果と、エピソードの持つ力

◇親孝行をコトで表わしたいという方々とのお話とそのお手伝い

   → 一口に親孝行といっても、 各家庭の事情や、背景により異なること、
     また、コトを通じて感謝を表したいとは思ってもきっかけが必要。
     片方の方の親御様が、他界されたことから時間が有限であること、
     負のきっかけでなく気付いてもらう必要があることを改めて痛感。

◇大学でのワークショップ型のイベント

   → 「実は10数年途絶えていた家族のイベントを復活させます!」という
     女子学生に出会う。きっかけになれるという自信がついた。
     なるべくたくさんの方に気付いてほしい。

◇アンケートをもとに「おやこうこうてちょう」を作成

   → 色々な人が考えた親孝行なコトと、自分にとってのそれが何かを
     考えて具体的に書き込めるスペースで1人でもワークショップ!

●私の気づき

(1)親孝行なコトは、10人10色であること
(2)親孝行なコトをしたいと思うきっかけが必要であること

●今後の私

親孝行手帳を使ったワークショップをさらに企画しよりたくさんの人のきっかけとなりたい。
他のワークショップ、企業とのコラボなどにも取り組み持続可能な形を模索する。
親孝行手帳ver2も作りたい。

でもこのPJはまだまだ始まったばかり。
継続していくためのPJの「形」をまずは決めたい。
「コト」の収集、紹介、企画は常にやりたい。

●一新塾に入っての感想とお礼

卒塾式で、理事賞を頂いた。
ごくごく一般的な市民が、何かを考えて動き出したことの評価だと思う。
ここまで頑張ってこれたのも、まずはメンバーが入ってくれたおかげ。
1人では決してやらなかった。
そして、塾に誘ってくれた先輩のおかげ。

一緒に頑張った25期のリーダーや、メンバーのみなさん。
先輩、26期、27期のみなさん。
そして、先生方、協力してくれた方々。
たくさんの人に支えられてここまでやってこれた。
人とつながって、何かをつくることが社会活動だとおもうし、
それをこれからも続けることが、恩返しになると思う。
でもこの卒塾で一旦みなさんに伝えたいです。
「ありがとうございます。」って。

塾に入って仲間に会えたから、私は新しい自分になったと思う。
こんなにポジティブな人に囲まれるのはなかなかない機会。
そして、仕事でバタバタしつつなんとか提出物を提出できたのは
ほかならぬ森嶋さんの温かい励ましがあってこそ。

もし誰か、私のような人が、説明会に来ていたら私は迷わず勧めます。
「入った方がいいです、それからPJもやってみた方がいいです」って。
きっと充実した一年になると思うし、それは充実した一生につながるかもしれないから。

 





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