<東京・大阪・名古屋・仙台・通信>
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 一新塾ニュース ~今のニッポンを変えろ!
 【 671号 】 発行日:2018年1月16日
   http://www.isshinjuku.com/
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(もくじ)
■塾生活動レポート
 『ホームスクーリングで輝く未来プロジェクト』
    一新塾第39期 東京本科 小沼陽子

■予約スタート!「一新塾体験セミナー&説明会」
◎東 京:3月10日(土),14日(水),17日(土)ほか
◎大 阪:3月24日(土)、4月28日(土)
◎名古屋:3月25日(日)、4月29日(日)
◎仙 台:5月3日(木祝)
◎通 信:随時、お電話で個別説明します。

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■一新塾の新刊発売!志の一歩を踏み出す方へ。
『人生と社会を変える「根っこ力」
   政策提言・社会起業・市民活動』

 ご購入→https://www.amazon.co.jp/dp/4863591306

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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。

今回は、2017年11月に一新塾第39期を卒塾された小沼陽子さんのメッセージをお届けいただきます。

小沼さんは、毎週のように茅ヶ崎から東京の一新塾教室に通っていただき一新塾で出会った同志と共に、「ホームスクーリングで輝く未来プロジェクト」を立ち上げました。
ご自身の体験を原点に、地元藤沢市において町全体でホームスクーリングを支援するモデルを創ろうと奮闘されています。

小沼さんの志を生きる挑戦をお伝えさせていただきます。


塾生活動レポート
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『ホームスクーリングで輝く未来プロジェクト』
     一新塾第39期 東京本科 小沼陽子

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●平穏な生活に変化が起きたのは7年前

 私は、神奈川県藤沢市に住み、夫と長男(13歳)と長女(10歳)の4人家族です。20年勤めた職場を昨秋に退職し、現在は専業主婦です。

 私は優しい両親のもとで湘南の自由な気風の中、のびのびと育ちました。スポーツが得意で中学時代はバドミントン部の市内引退試合で優勝しました。勉強も嫌いでなく大学は推薦で入学し、就職もスムーズに決まりました。職場は金融系会社の新規事業部で、その事業部が就職して2年目に分社化される事が決まり、社内起業的な貴重な経験をさせて頂きました。新会社の設立・成長に向け、仲間とともに夢を語りながら毎日遅くまで働いた経験が私の仕事に対する原体験となっています。

いわゆる世間一般的にみてそれなりに上手くいっている人生を送っていました。

 そんな生活が一変したのは、長男が小学校にあがり「学校へ行きたくない」と言い出した事からです。『まさかうちの子が』という思いで一杯でした。それからは、学校へ行く事を嫌がり逃げ回る息子を毎日無理やり学校へ連れていく、壮絶な日々が始まりました。

●転換のきっかけ

 ある朝、学校を嫌がり逃げる息子がそのまま13階のマンションから飛び降りてしまうのではないかという姿を見た時、
「私は何をやっているのか?」
という強烈な思いが胸に走りました。こんなに子供が嫌がっているのに、これは本当に子供の為にやっているのだろうか?
子供の為ではなく、」世間体を気にした自分の為にしているんだ、と気づきました。

 それからは、学校に行く行かないの前に子供の幸せを一番に考えて、世間体なんて気にせず我が家は我が子にあった教育をしていくと決めました。

 では、子供の幸せとは何か?と考えた時、これまでの私は、子供の幸せだけでなく、自分の幸せや本当にやりたい事について真剣に考えてこなかった事に気づき愕然としました。自分の道を必死で歩こうとしている息子の姿から、私は自分自身の生き方をどうするか突き付けられました。

●社会の現状

 今の社会では「不登校児はダメな子」というレッテルを貼られてしまいます。しかし、だからと言って学校・フリースクール以外で学ぶ完成されたモデルもなく、そしてこの学歴社会では不登校児童は就職でも壁にぶつかってしまいます。

 不登校児童は一時期減少しているとの見方もありましたが、28年度調査では小中学校不登校児童数は134,398人で、ここ数年は毎年増加しています。

なお、不登校児の内、フリースクール在籍者数は4,196名(文部科学省「小中学校に通っていない義務教育段階の子どもが通う民間の団体・施設に関する調査の結果」)で、不登校児の96%以上が実は家庭で過ごしているのです。

 我が子も含め最近の不登校児は、学校やフリースクールの様に誰かに管理された場所は嫌だけど、本当は友達がほしいし、興味のある事はやりたいと思っている子供が多いです。せっかく昼間たっぷり時間があるのに、昼間うろうろしていると怒られるのではないかと不安で外出ができません。また母親も人と会う事を避ける様になり、外出時には帽子やマスクを着用し隠れて暮らしているような方も多く、親子共に孤立しています。

●社会ビジョン

 私は「不登校児はダメな子」のイメージをなくしたいと思っています。そして「ホームスクーリング」という学び方も自由に選択できて、ホームスクーリングで育ち自分で道を作って生きてきた子供達がいきいきと活躍できる社会にしたいのです。 そこでは子供達は自分の生き方に自信を持ち堂々とホームスクーリングを実践し、そして母親も子供を応援し、母親自身も自分のやりたい事に向かって楽しく元気に活動する姿が目に浮かびます。

 そして、地域の公共施設、大学や大学生、地域の大人達、地元企業や業者、公立学校、フリースクール、塾等、藤沢市全体がホームスクーリングという学び方を認識し、日中昼間でも偏見なく子供を受け入れられる体制を整え繋がりのある町になることを強く願っています。その様な環境下であれば、子供達は安心して興味のある事を学べます。例えば図書館では図書館員さんに本のアドバイスをもらったり、スキルのあるシニアの方にプログラミングを習ったり、料理上手のおばあちゃんにお料理を習ったり等々、学ぶ方法は無限です。

●ホームスクーリングとは

 ホームスクーリングとは家庭を拠点に本人の興味や意欲を大切にしながら学ぶ方法で、アメリカでは既に170万人以上もの子供達が実践しています。またアメリカにおける全国学力テストでは、どの科目もホームスクーラーの平均点が学校へ通う子供達の平均点より高かったという調査結果も出ています。

 ホームスクーリングの最大のメリットは、家にいても「今のあなたでOK」と親子共に自己肯定感を持つことができ、時間を気にせず興味のある事を思いっきり探求学習出来る事なのです。

●不登校の本当の問題

 私自身が不登校児の親となってみて分かったのは、不登校親子は”社会の間違った認識”や”世間からの視線や批判”に一番苦しんでいます。

そして更には、不登校児本人及びその両親自身が自分はダメな人間だと思っている事が、最も大きな問題だと感じます。

●活動開始

 私達は地元藤沢市において町全体でホームスクーリングを支援するモデルを創ろうと活動を始めました。

 10月に藤沢市在住で世界的にも有名な82歳アプリ開発者である若宮正子さんに応援頂いてイベントを開催し、多くの方々に私達の想いを伝える事が出来ました。そこで出会った仲間達と新しい学び方のアイディアを出し合い、子供達と一緒に実践し、少しずつ発信も始めました。今後は行政・大学・地元企業や商店街等の多くの方々と繋がる事で学びの企画を更に充実させ、一年後には私達が『町のみんなが先生』という学びの場のプラットフォームとなる事を目指しています。

具体的には「定期的な講座」や「プロジェクトベースの講座」、そして遠足や親向けイベント等の企画発信・情報共有の場を創るべく活動しています。

●一新塾での仲間との出会い

 一新塾はどんな考え方もリスペクトし受け入れる雰囲気があるので、自分の考え方・生き方を安心して表現でき、素晴らしい仲間と出会う事ができました。仲間の協力を得て「私でも出来るんだ」と思える様になった事が私にとっては何よりの大きな変化でした。

 今後もこれまで孤立していた不登校児やその両親と地域の方々を繋げて新しいコミュニティを創り、大人も子供も自分らしくいきいきと生きやすい町作りに向け、仲間や子供達と共に活動を続けていきます。

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「一新塾 体験セミナー&説明会」開催予定。
◎東 京:3月31日(土)~主に水曜・土曜
◎大 阪:3月24日(土)、4月28日(土)
◎名古屋:3月25日(日)、4月29日(土)
◎仙 台:5月3日(木祝)
◎通 信:随時、お電話で個別説明します。

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 一新塾本の新刊出版!2017.9
 『人生と社会を変える「根っこ力」
    政策提言・社会起業・市民活動』

  45人の志を生きる人生と社会変革事例
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このたび、新しい一新塾本を出版いたしました。
「誰もが志を生きるガイドブック」です。

本書では、新しい時代を拓く鍵である『根っこ力』に迫ります。
自らの「根っこ」に根差して、社会創造に挑んでいったときに、何が起こるのか。

社会変革者の先駆者の実践が、次に続く方にどのように伝承され、人生にどのような化学変化が起こり、どのような社会変革の行動が生まれてきたのか。

あらゆるバックグラウンドの一人ひとりが、市民として志を生きるチャレンジに挑んだ実践例を通じて、その計り知れない可能性を感じていただきたいと思います 。

時代の転換点、これまでの敷かれたレールは崩れ、社会のあり方も人間の生き方も問われ直すこのタイミングで、この本によって、あなたも志を生きる挑戦に一歩踏み出していただきたいと思います。

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『人生と社会を変える「根っこ力」
政策提言・社会起業・市民活動』 (一藝社)

       NPO法人一新塾/森嶋伸夫 (編著)
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こちらからご購入いただけます。

(1)アマゾン 
https://www.amazon.co.jp/dp/4863591306/

(2)一藝社 
http://www.ichigeisha.co.jp/

(3)一新塾 
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b_issryku_book.html

【目次】

はじめに

■第1章 志を生きる方程式
 一新塾代表理事・事務局長 森嶋伸夫

1 伝承される市民の知恵  
2 志を育む場はこうして生まれた!  
3 すべての人が志を生きるための道  

■第2章 志を生きるロールモデル 講師陣

一新塾代表理事・環境総合研究所顧問・東京都市大学名誉教授
青山貞一  
「ミッション、パッション、アクション、『闘うシンクタンク』」  

元三重県知事・早稲田大学マニフェスト研究所顧問
北川正恭 「生活者起点で一点突破、全面展開」  

(株)日本総合研究所 調査部 主席研究員
藻谷浩介 「里山資本主義で描く日本の未来」  

NPO法人アサザ基金代表理事
飯島 博
「霞ヶ浦再生に向けて28万人の市民が参加したアサザ・プロジェクト」

非電化工房主宰・日本大学工学部教授 
藤村靖之 「地方でいいことで愉しく稼ぐローカルアントレプレナー」

評論家・JET日本語学校 名誉理事長
金 美齢 「日本と台湾の懸け橋でありたい」

社会活動家・法政大学現代福祉学部教授
湯浅 誠 「貧困の現場から見える日本社会」  

NPO法人自殺対策支援センターライフリンク代表
清水康之「誰も自殺に追い込まれることのない社会」 

元三鷹市立第四小学校長・元三鷹市教育長・東京家政大学特任教授
貝ノ瀬滋 「地域と学校をつなぐ、コミュニティ・スクール」  

一新塾理事・山梨県立大学名誉教授
前澤哲爾 「日本にフィルム・コミッションをつくる」  

★一新塾の講師のすべての皆様に感謝を込めて(1994年~2017年) 

■第3章
すべての人は志を生きられる 一新塾卒業生  

1 まちづくり ............................

グッドモーニング仙川!プロジェクト代表
児島秀樹 『誰もが自分の街のキャスト(出演者)になれるまち』 

「渋谷のラジオ」ファウンダー・チーフプロデューサー・「渋谷みつばちプロジェクト」代表
佐藤 勝 『市民・企業・行政が本音で協働できる情報プラットホーム「渋谷のラジオ」』 

ペットシッター・ペットホテル「ニャンワンクラブ」代表
菊池信恵
『「るーぷる仙台」に手を振ろう~受容する街をめざして』  

「旅宿 コットンクラブ」ペンション経営
早野慎哉
『地元、阿蘇の「阿蘇らしさ」を後世に残すために』  

2 商店街 ...................................

NPO法人atamista 代表理事・株式会社machimori 代表取締役
市来広一郎
『100年後も豊かな暮らしができる熱海をつくる』  

合同会社VALN代表社員・NPO 法人ワップフィルム事務局長
菊地真紀子
『商店街を舞台にした、多様な人が集う居場所づくり』  

3 観光・旅館 ..............................

株式会社たびえもん代表取締役
木舟周作
『旅育を提唱する「たびえもん」の挑戦  

(株)くつろぎ宿代表取締役社長・(株)せせらぎ宿代表取締役社長
深田智之
『事業を再生させ、地域を再生させる!~会津東山温泉の三旅館の同時再生』

4 子育て・女性 ..............................

NPO法人マザーリンク・ジャパン代表
寝占理絵
『災地支援で知った「母子家庭の貧困」や「子どもの貧困」』 

NPO法人大阪子どもの貧困アクショングループ(CPAD)代表
徳丸ゆき子
『子どもの貧困を解決するシングルマザー100人調査を起点に』 

NPO法人病児保育を作る会代表理事
賀川祐二
『安心して預けられる病児保育を当たり前のサービスへ』  

5 文化 ................................................. 

株式会社Culture Generation Japan 代表取締役
堀田卓哉
『日本文化の継承と世界への発信』  

映画監督・執筆業
野田香里
『異なる価値観や違った文化が触れ合うことで、人は元気になる、社会は進化する』

6 農業 .................................................

(株)みやじ豚 代表・NPO法人農家のこせがれネットワーク代表理事
宮治勇輔
『一次産業を「かっこよくて、感動があって、稼げる」3K産業に』 

株式会社MITU代表
佐藤好宣
『ソーシャル・ファームバレーせんだいプロジェクト』  

7 福祉 .................................................

一般社団法人happy choice 代表理事
白根邦子
『すべての人間の価値がお互いに認められる社会へ~障害者の施設製品を社会へ』

NPO法人両育わーるどファウンダー・feese運営責任者
重光喬之
『知的・発達障害児と関わる人がともに学び合う、「両育」のある社会へ』

8 介護 .................................................

オムソーリ・プロジェクト代表
齋藤 哲
『認知症から家族を守る、分かち合い社会の実現』 

株式会社スタイリッシュハウス代表取締役
佐藤秀雄
『絶対やりたくないと思っていたことが生きるテーマに』  

NPO法人 生き活き元気塾 代表理事・塾長
本多慶吉
『介護予防体操で、高齢社会に挑む』  

9 医療 .................................................

生きがい訪問診療所 院長
木暮 裕
『自分で居場所や治療方針を選択できる医療』 

株式会社ペイシェントフッド代表取締役
宿野部武志
『腎臓病・透析に関わるすべての人の幸せのために』

医療法人社団鉄祐会理事長
武藤真祐 『在宅医療の現場から高齢先進国モデルをつくる』 

10 グローバル .................................................

株式会社レアジョブ創設者 
加藤智久
『世界中の人々が国境や言語の壁を越えて活躍できる社会』  

NPO法人未来をつかむスタディーズ代表理事
河内智之
『誰もが自分らしく生きられる世の中へ』  

11 教育 .................................................

うらやす子ども起業塾 運営委員長
峰松めぐみ
『うらやす子ども起業塾~失敗を恐れず Let's challenge』  

谷町キッズポップフィルハーモニー楽団設立・応援団長
北原さとみ
『「谷町キッズポップフィルハーモニー楽団」立ち上げ』  

La CLo 代表・NPO法人親育ネットワーク代表理事
黒田忠晃
『総合共育で夢や目標を持てる人を育みたい~仮説から確信へ』

12 政治 .................................................

千葉市長
熊谷俊人 「日本変革に向けて地方分権のモデルを千葉で創る」 

宇部市長
久保田后子
 「暮らして良し!働いて良し!わがまち創生チャレンジ!
  山口県内で、初の女性市長」

上峰町長
武広勇平  「オンリーワンのモデルを目指す」  

金沢市長
山野之義 「自立した市民が新しい金沢を拓く」 

柏市長
秋山浩保  「主体的市民の輪を広げよう」  

豊明市長
小浮正典 「壁のない豊明市を市民一丸で実現する」  

枚方市長
伏見 隆  「未来への投資~ 20年後の枚方のために」  

■第4章 「根っこ力」の育み方 
 一新塾代表理事・事務局長 森嶋伸夫

1 一新塾の根っこ力を育むプログラム  
2 誰もが志を生きるマネジメント  
3 一新塾を支えてくれる、志を生きる同志からのメッセージ 

あとがき  

プロフィール   NPO法人一新塾  森嶋伸夫  

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【一新塾のプログラム「政策提言」「社会起業」「市民活動」】
東京本科:
http://www.isshinjuku.com/curriculum/tokyo.html
大阪地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
名古屋地域科 : http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
仙台地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/sendai.html
通信科:
http://www.isshinjuku.com/curriculum/content.html

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