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     一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!
     【第126号】 発行日:2004年4月15日
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【目次】
 ●10周年記念シンポジウムのゲスト紹介!(2)〜
              社会起業家パネルディスカッション編

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一新塾メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。
今回は10周年イベントのゲスト紹介の第ニ弾として、
「社会起業家パネルディスカッション 〜市民にこそ出来る活力ある社会変革」
のパネリストの方々のプロフィールをご紹介します。

新しい起業支援を成功させている片岡勝代表理事を始めとして、
オーガニックの日本酒づくりを推進されている70代の村松茂夫氏、グリーン
ピア土佐横浪を黒字化、地域活性の道を開かれた深田智之氏、市民講師による新
しい教育の可能性を探究するNPO法人ASK−NETに立上げから関わられて
いる安井章員氏、「舞台芸術の実演家が舞台で食べられるような社会の実現」を
目指してさまざまな活動をされてきた福井恵子氏。
当日のコーディネーターはフイルム・コミッション拡大のムーブメントをつくら
れた前澤哲爾氏に担っていただきます。年齢性別、条件の全く違うパネラーと
一緒に、“市民にこそ出来る活力ある社会変革”の可能性を考えてみませんか?
HPも最新情報を随時アップしています。
どこが新しくなったか、ぜひチェックしてみてください!


■■■■■10周年記念シンポジウムのゲスト紹介(2)■■■■■
      〜社会起業家パネルディスカッション〜


【パネラー】
■片岡勝氏(市民バンク代表・一新塾代表理事)
1946年生まれ。故市川房枝氏のもとで市民活動にかかわり、その後「市民選
挙」で菅直人氏の担ぎ出しに奔走。三菱信託銀行では労働組合委員長を務め
た。管理職になる直前の37歳で退職し、1年間の海外放浪を経て、85年、(株)
プレス・オールターナティブを設立、発展途上国の商品を輸入して地域自立
を助ける第3世界ショップを展開。 89年、市民バンクを立ち上げ、社会的
に意味のある事業を対象に無担保・低利の融資をし、起業支援する活動を続
けている。これまでに100件以上融資し、貸し倒れはない。島根大学、福岡大
学、産業能率大学講師を務め、2000年にはチャレンジ若者ファンドを設立、
市民バンク、プレス・オールターナティブ、スーパーネットの各代表。 若者
起業家を支援しながら日本再生を自ら実践している。2002年9月より
NPO一新塾の代表理事を務める。
著書に『すべては捨てることからはじまる』『儲けはあとからついてくる』
ほか多数。

■村松茂夫氏(NPO法人オーガニック日本酒育成機構、一新塾7期)

生年月日  昭和4年5月5日
昭和20年 日本陸軍工作隊に雇われる
      (敗戦)
       愛知県相羽病院レントゲン技師として就職
昭和27年 東京にて各種事業展開
昭和41年 泰洋電機株式会社を設立
昭和63年 神奈川税務署長より署長表彰を受ける
      作家城山三郎先生の「打たれ強く生きる」に登場

【ほんもの会と東西の地酒グループのこと】
日本酒の三倍増醸酒が氾濫した頃(昭和50年代)本物の日本酒を
紹介する運動を初め、横浜市では時の西郷市長にも説明した。
更に全国の有志の酒販店や蔵元とグループを作り、東西の地酒グループを設
立、会長として吟醸酒などを普及する。
【夢たまごネットワークと知恵の輪全国大会のこと】
日本酒の運動が快調となり、次に「夢実現志望者」の応援を始めた。それが
夢たまごネットワークである。其の頃全国的知行合一運動として集まった知
恵の輪グループに協賛し、横浜の産貿会館を会場にして、知恵の輪全国大会
を実行した。1300名の参加者あり。
【NPO法人オーガニック日本酒育成機構のこと】
いかなる美味な日本酒といえども、グローバルな叫びには耳を傾けるべきと
きで、汚染防止、環境の保全は至上命令である。日本酒の原料である米は農
薬と化学肥料漬け、残留農薬で子供達や地球の被害は増大するばかり。この
改善の為、私は、オーガニック(有機)米作りを奨励し。それにより有機米
の日本酒を増やすことを主張する。現在この運動を国民活動とする為、特定
非営利活動法人の認可を受け、鋭意、宣伝とイベントを行っています。

■深田智之氏((株)リゾートコンベンション企画、一新塾4・5・6期)
1、プロフィール   
●東京理科大学理学部物理学科中退、東京電機大学工学部建築学科卒業、
東京電機大学大学院理工学研究科建設工学修士課程修了(理工学修士)
●1991年4月より(株)住信基礎研究所にて、首都圏大規模低未利用地の
活用に関する企画、調査・研究を中心に、マリーナ関連施設開発調査、
大規模複合開発の竣工後の施設の維持管理業務に関するコンサルティ
ング業務等を実施。その間、住友信託銀行にて土地信託物件の企画提
案セールスや信託物件の竣工後におけるテナント募集〜施設管理業務等
を担当。
●1996年2月より2001年11月まで、(株)第一勧銀総合研究所にて、大規模
低未利用地の活用方策や地域振興、各種大規模公共施設の収益改善方策
等の調査・研究、コンサルティングをPJリーダーとして報告。
本事業に間連した遂行案件として、「北九州市FAZ事業化計画策定調査」、
「観光産業における人材育成等に関する調査」、「沖縄国際コンベンショ
ン都市形成」、「公共リゾート施設の管理・運営改善計画」、「公共リ
ゾート施設の収益改善計画」、「中山間地域における観光交流促進のため
の資源の有効活用に関する調査」、「札幌市集客交流促進計画」、他多数。
●2001年11月19日より、当社代表取締役社長に就任 現在に至る

2、それぞれプロジェクト、企業を立ち上げた経緯(動機と経過)

●大規模年金保養基地グリーンピア土佐横浪を弊社は運営しているが、弊社
が運営を請け負うまで財団法人グリーンピア土佐横浪(出資金の7割が高
知県、3割が須崎市)等が運営をしていた。
●その間の累積赤字が10億に迫り、その累積額は増える一方であったため、
以降3年間で黒字もしくは黒字化の目処が立たない場合は、閉鎖する高知
県知事が発表した。しかし、本施設の運営継続を求める地元住民の強い思
いを受け、存続へ向けた梅原一前須崎市長の辞任をもいとわない決意によ
り、2001年7月に収支改善のため全国で始めて民間企業への運営委託を目
的にした公募が実施された。
●すばらしい自然環境とグレードの高い施設、そして広大な敷地を使いこな
せば、収益は改善し、成功モデルを作れると信じて応募した。

3、活動をするにあたって、最も重要と考えていること

●公的集客施設の再生により、国民・住民の資産価値を高め、地域の衰退を
防ぎ、さらに各地域の活性化が図れるように運営すること。

4、今後の展開の「夢」
●今後、収益性が好ましくないということで、公的集客施設がどんどん閉鎖
され、しかもここ数年は加速度的に増えることが予想される。
●閉鎖されれば、廃墟と借金だけが残り、誰も幸せになることができない。
●そこで、施設の収益性を高め、1つでも多く運営が継続でき、しかも広く
地域の活性化につながるような利活用を図れるように社会の仕組みづくり
をしたい。

■安井章員氏(NPO法人ASK−NET、一新塾11・13期)
1976年 名古屋生まれ
1994年 愛知県立旭丘高校卒業
     名古屋大学法学部入学
在学中に自治会、学生新聞などの活動をする。
愛知教育大の学生たちとともに教育に関するイベントを企画。
現ASK-NET代表の毛受氏と出会い、教育について議論していた。

1998年 名古屋大学法学部政治学科卒業
     (社)日本自動車連盟(JAF)入社 愛知支部に配属
1999年 毛受氏に誘われ、ASK-NET立ち上げに参加
2001年 ASK-NETのNPO法人化とともに常務理事に就任
     JAFでの異動により東京の本部に転勤
2002年 一新塾11期に入塾
2003年 一新塾13期に入塾

■福井恵子氏((社)日本芸能実演家団体協議会、一新塾第13期)
芸団協(社団法人日本芸能実演家団体協議会)・法人事務センター広報企画
室主管。お茶の水女子大学文教育学部舞踊教育学科卒。三菱信託銀行勤務を
経て93年12月より現職。これまでに調査研究・広報事業に関わる。「芸能白
書」「芸能実演家の活動と生活実態調査」「舞台芸術の鑑賞行動 調査報告
書」「ドキュメントパフォーマー」「劇団 子ども 社会」「全国オペラ団体
実態調査報告書」「芸団協Journal」等の企画・制作・執筆を担当。2002年
度文化庁在外研修員としてコロンビア大学芸術文化研究所訪問研究員
(ニューヨーク)に。
その間Dance Project Sequence, Inc. とNY deVolunteer, Inc. にて法人運
営の企画開発に関わる。
また課外活動として、生涯テーマである「舞台芸術の実演家が舞台で食べら
れるような社会の実現」のために必要な、データ整備と普及、しくみ(NPO、
人材育成、メディア、など)の充実のためになる諸事業に関わっている。
○主宰事業
・芸術分野海外研修サポートプログラム(2004-)
・Medicine for Art Professionals<仮称>(2005-予定)
○その他
・セッションハウス「レジデンスアーティストシステム」アドバイザー
                         (2004-2005.3)
・東京シティバレエ団広報アドバイザー(2004-予定)
・aDvANCE Project (ダンサーのセカンドキャリアへの転換に関する国際
比較調査)国際研究員(2002-2003)

【コーディネーター】
前澤哲爾氏(全国フィルム・コミッション連絡協議会専務理事・一新塾理事)
99年、本業の傍ら「日本にフィルムコミッション(FC)設立を!」と、映像制作
の撮影環境改善のための公共機関を作る活動を開始した。01年全国組織を設立、
わずか4年間で全国64ヶ所に設立されるなど、急速に拡大、大きなムーブメント
となった。一新塾第1期OBで、2002年9月より一新塾理事。
1951年群馬県生まれ。
慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学新聞研究所修了。
79年ソニーPCL株式会社入社、ハイビジョンプロデューサー、広報室長を経
て、渉外部長をもって、02年退社、第15回東京国際映画祭NCFディレクター就任。
03年、前澤事務所設立、代表。

全国フィルム・コミッション連絡協議会専務理事、企画委員会委員長 
(社) 日本映画テレビプロデューサー協会・国際交流委員会委員
(社) 日本映画テレビ 技術協会理事、編集委員会副委員長
国際NGO「シャプラニール=市民による海外協力の会」理事
武蔵大学客員教授(地域振興論)、慶應大学メディアコミュニケーション研究所
兼任講師(メディア論)



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