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        一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!
         【第298号】 発行日:2007年9月13日
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目次
■ 塾生活動レポート

    『 障害者が活躍する社会と資金循環のしくみ作り 』
                                   一新塾第20期
           CPサッカー日本代表応援プロジェクト実行委員会代表
                  日本脳性麻痺7人制サッカー協会事務局長
                                     神 一世子

■ 第21期説明会!『東京』 『大阪』 『名古屋』 『福岡(新拠点!)』
      → http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html 

      ◎東 京  17日(月祝)、19日(水)、22(土) ほか
      ◎大 阪  10月6日(土)
      ◎名古屋  10月7日(日)
      ◎福 岡  10月8日(月・祝)

■ 一般公開講座→ http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/ev_mosikomi.html

   (2) 9/18 『 どうなる日本政治!〜マニフェストは政権交代のツールか? 』
           講師: 曽根泰教 氏  (慶應義塾大学 政策・メディア研究科教授)

   (3) 9/22 『 地域を変革する最新のインターネット活用術』
           講師:林冬彦 氏 (WEBプランナー、おおきにカンパニー代表)

   (4) 9/25 映画上映会 『 チョムスキーとメディア 』

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             → http://isshinjuku.com/03bosu/b1_siryo.html
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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。

「何が何でも解決したい!」
「放ってはいられない!」

社会の問題に直面しそう思った人が、
自ら、ヒト・モノ・カネ・情報をマネジメントして、
先陣を切って問題解決・創造に挑戦する。

一新塾で考える「社会起業」です。

求心力は自らのミッション。
自らのミッションを存分に語ることで、事業への賛同者をどんどん巻き込んで
いくことで、道を切り拓きます。

今回は、『 障害者が活躍する社会と資金循環のしくみ作り 』を目指して
奮闘中の第20期生の神一世子さんからのメッセージをご紹介します。


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■■■■       塾生活動レポート
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■■       『 障害者が活躍する社会と資金循環のしくみ作り 』
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                                     一新塾第20期
             CPサッカー日本代表応援プロジェクト実行委員会代表
                    日本脳性麻痺7人制サッカー協会事務局長
                                        神一世子

  私は、8年前より、パラリンピック競技を支援する活動をしています。
関わった頃は、日本でこの競技をする障害を持つ人たちはごくわずか。
競技団体もなく、海外の噂を聞きながら、いつか夢の舞台(パラリンピック)へ!
と漠然と考えながら、日々練習に励んでいました。そんな中、こんな彼らを
世界の舞台に立たせたいという気持ちが原動力となり、当時の関係者と競技団体
を設立し、現在に至っています。

団体の活動は紆余曲折ありながらも、韓国との親善試合を毎年行なうようになり、
アジア地域の国際大会へ出場。2005年には、念願の夢に近づくべく、パラリンピック
の予選大会となるワールドカップへも出場しました。

●選手をサポートするしくみ作り!

 一歩ずつ前進していますが、ここで大きな課題となっているのが資金の問題。
助成金をかき集めても、国内での活動と団体運営が精一杯。その上、パラリンピック
とアジア地域の大会以外の国際大会は、日本の国旗を胸に、国の代表として
世界の国々と戦っても、国から派遣費用は補助はありません。

現在の団体運営では、とても、国際大会へ日本代表チームを派遣する余裕はなく、
現在は、選手、スタッフが自己負担をしています。寄付金、スポンサーシップ等、
資金調達の方法はいくつか考えられますが、軌道に乗っていないのが現状です。
これは、私たちの競技団体だけでなく、障害者スポーツ全体の課題でもあります。

 私がここで強く思うのは、せめて、国の代表として、世界の国々と戦うチーム、
選手たちを、より良い環境で送り出したい、何の心配もなく競技に専念させたい、
ということです。元気で活躍する生き生きとした選手たちの姿を社会に見せることが、
社会を元気にし、障害者を元気にするのではないかと考えるからです。
そのために、国からの助成金に頼らず、社会の中で資金を循環し、彼らの活動を
サポートできるようなしくみ作りができないか、と考えています。

●スポーツの世界と同じように職場でも活躍を!

 また、この中で、切り離せないのが、選手たちの就労の問題です。
競技と仕事の両立は、一般的に考えても難しく、また、障害があるがゆえに、
仕事につきにくい、職場で居心地の悪い思いをしている人たちが多くいます。
彼らが、いかに仕事に就けるか、スポーツの世界と同じように職場でも活躍できるか、
ということも大きな課題です。

このことを課題と考え、社会を見回してみると、仕事に就けない障害者、
障害者を雇いたい企業が多く存在しています。障害者雇用の法定雇用率は達成
されていない企業は未だ多く、その反面、国からの指導は強化される。
企業側も採用したいという意思はあるが、採用できる人材がいないという現実が
あり、企業が求める人材と仕事を探す障害者のミスマッチが存在しています。

このことの解消に向けたアクションが、障害者雇用の促進につながり、
企業の障害者雇用率アップにつながると考えます。

 私の社会の問題点を解決すベースにあるのが、障害者雇用の問題です。
まず、障害を持つ人たちが社会の中で仕事を持ち、活躍する基盤があること、
その上で、スポーツに打ち込み、世界の舞台でも活躍するような選手が出てくること、
だと考えます。

 この2つが私のミッションです。

【メッセージ!】

皆さんは、オリンピックの後に開催される障がい者アスリートのスポーツの祭典、
パラリンピックをご存知でしょうか。

その中のひとつに、脳性まひ、頭部外傷(主に交通事故による後遺症)、
脳血管障害(脳卒中による後遺症)が原因で、身体に障がいを持つ選手7人で
競技する「脳性まひ7人制サッカー」通称「CPサッカー」があります。

約30年前ヨーロッパでスタートしたこの競技は、FIFAのルールを障がい者が
競技しやすいよう一部修正をし、見ごたえのあるエキサイティングなゲームが
展開されます。

私が、この競技に関わるようになったのは、約10年前、新聞の記事に、
日本未出場種目のひとつとして紹介されていたのがきっかけでした。
サッカーとは縁のない生活を送っていましたが、なぜか「出場しなきゃ」
という想いにかられ、一部の人たちと、パラリンピック出場を合言葉に、
日本での普及活動をはじめたのがスタートでした。

以来、仲間は少しずつ増え、現在は、競技団体が設立され、国内大会を開催、
国際大会へ日本代表チームを派遣するようになりました。
そして、今、パラリンピック出場の目標に近づくため、
11月にブラジルリオデジャネイロで開催される世界選手権大会へ出場する準備
をしています。

以下のHPは、このCPサッカー日本代表への応援を呼びかけるプロジェクト
のご紹介です。

■CPサッカー日本代表応援プロジェクト実行委員会
http://www.dcns.ne.jp/~cpsoccer/supportpj/index.htm

■CPサッカー世界選手権へ出場する日本代表をサポートしよう!!
http://www.dcns.ne.jp/~cpsoccer/supportpj/donation.pdf

■ブラジル・リオの会場をJapan Blueへ!Fighting Nippin!応援Tシャツチャリティ
http://www.dcns.ne.jp/~cpsoccer/supportpj/tshirts.pdf




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