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        一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!
         【第325号】 発行日:2008年4月16日
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目次
■ 塾生活動レポート

     『“みんなのおうち” こどもクラブ新宿 』
                       一新塾第19期  内田靖司 氏

■ 大前研一通信からお知らせ

「公開講座&ワークショップ」・「映画上映会」

(1)「ライフスタイル産業はこんなにおもしろい!」
     日時:2008年4月25日(金)19:30〜21:30
     講師:広野道子氏(21LADY株式会社 代表取締役社長)

(2)「ドキュメンタリー映画『タネピリカ〜「環境」をキーワードに働く人たち』上映会 」
     日時:2008年4月26日(土)13:15〜14:45
     監督:長岡野亜
     出演:塩見直紀氏(「半農半X研究所」代表)ほか

■ 2008年5月25日開講、第22期説明会
        「組織のミッション」から「個人のミッションへ!」

 ・東京会場  4月16日(水)19:30〜/4月20日(日)15:30〜ほか
 ・大阪会場  5月3日 (土)13:30〜16:00
 ・名古屋会場 5月4日 (日)13:30〜16:00
 ・福岡会場 5月5日(月祝)13:30〜16:00
  ・沖縄会場  5月10日(土)10:30〜/5月11日(日)19:30〜
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html

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 メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。
  先日、一新塾のOBOGメーリングリストに一通のメールが飛び込みました。
発信者は19期生の内田靖司さん。団塊世代の立場で社会貢献の道を拓こうと
1年間、一新塾で学ばれました。
  内田さんは現在、新宿で外国人子女の方々に、数学や日本語を教える活動に
奮闘されているとのこと、そして、彼らのために、ぜひとも支援の輪を広げた
いとのことでした。

 内田さんから熱き思いのこもったメッセージをいただきましたので
ご紹介させていただきます。

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■■■■ 塾生活動レポート
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■■■     『 “みんなのおうち” こどもクラブ新宿 』
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■■□□□□   “みんなのおうち”ボランティア 一新塾第19期 内田靖司                            

  昨年、一新塾で1年学ばせて頂き、定年となった自分に何ができるか模索し
てまいりました。お陰さまで、それが何か見付けることが出来たような気が
しております。

●‘一新塾’から‘みんなのおうち’へ

 一新塾では‘団塊キッザニア’(団塊ブレークスルー)構想なるものを掲げ、
団塊世代が定年後、社会のお役に立てることができるシステムとはどのよう
なものか?を企画致しました。賛同して下さる方もいらっしゃりスタート致
しましたが、残念ながら卒塾時に報告するまでには至りませんでした。しかし
自分の中の‘何かしなければ’とのモラトリアム期間に‘みんなのおうち’理事
の小林さんから「助けてぇ〜」の声に、自分のブレークスルーはこれだと直感
致しました。

●子供達を取り巻く状況

 彼女の説明は耳を疑いたくなるようなことでありました。その施設は外国人子女
の多い大久保にあること。母親はフィリピン、中国、韓国、タイなどから出稼ぎに
きたこと。日本人との間に子供をなしたが父親は逃げてしまっている方や祖国に
子供を置いて来たが、暫くして、日本に子供を呼び寄せた方など。呼び寄せられ
た子供は日本語を何とか話せ、ひらがなは書けるが漢字は苦手であること。漢字が
読めないので、問題の意味が判らず、公立高校には受からないし私立高校は費用
が高くて行けないこと。結局彼らを待ち受けているのは歌舞伎町しかなく、男は
やーさんのパシリ、女は性産業というのが現実であること。

 僕の担当のジョセ君(仮名)は昨年5月、フィリピンから公立中学に1年生とし
て編入した。区では授業に慣れる期間として、60時間通訳介助支援をしている。
彼は来日までにひらがなを書けるようにと母親から言われて来たとのこと。その
状況で他の生徒と一緒に授業を受け、60時間通訳が付くが、その後は一般の
子供と同じ扱いとなるとのこと。

 昨年8月彼と会った。数学の宿題をとのことであった。自己紹介をした後、
「君の名前は」と尋ねると、暫く間を置き「・・ジョセです。」と小さな声が
返ってきた。目は澄んでいるがどこか自信なさそうであった。「じゃ、数学の宿題
しようか」。「70%、0.7、7/10、7割」を埋めよとの百分率の問題であった。7/10
までは理解しているが、7割の‘割’が読めず意味が判らないとのことであった。
それを説明した後はすんなり解くことが出来た。この程度のことであれば、子供から
聞かれれば日本の母親は教えることができるであろう。しかし、フィリピンの母親は
この‘割’の漢字を理解していないため、子供に教えることができない。ジョセは
この状況を知っているので母親には聞かない。自分の中でそれをしまって置くだけ
である。

●皆さんのご支援を

 この施設には子供が小4〜中2の18名が在籍し、週3日通ってくる。ボランティア
の登録は30名程度であるが、まだサラリーマンの僕は木曜日だけにして貰っている。
子供の出席率は87%と非常に高い数字を示しており、この施設は彼らにとって、
心地よい居場所となっているようである。もっと極端な言い方をすれば、‘逃げ場‘
になっているのかも知れない。従って、他の子供もこの施設に入りたいとの希望は
まだまだある。

 ‘こんなことは行政がやるべきではないか’と誰しもが考えるが、目の前のこの
ような現実を見れば、‘見ちゃったので何とかしなくっちゃ’という小林さんの
言葉に惑わされて、参加させて頂いているのかもしれない。

 皆さんにお願いがあります。僕らの仲間になって頂くこともいいし、子供達にPC
をと考えているので、寄付を頂けるような所をご存知ないかと言うことであります。
詳細は以下を http://dno.sakura.ne.jp/DNO/DNO5750.htm

 

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