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         一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!〜
            【 第360号 】 発行日:2008年10月25日
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目次
■ 塾生活動レポート

   『 自分で自分のココロとカラダの面倒をみられる人をつくる! 』
     〜 医療・療法・健康情報のプラットフォームの構築 〜

                      第7・21期生 鈴木崇司

■【 参加者募集 】第23期講座&説明会(無料)
     → http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html

  ・東京会場 10月26日(日)15:00〜17:30
          10月29日(水)19:30〜21:30

   ・沖縄会場 10月26日(日) 18:30〜20:00

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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
東京の本科生に加えて全国各地の塾生もプロジェクト活動を立ち上げ、
地域からの日本変革に奮闘しています。

今年から「地域科(大阪・福岡・名古屋)」を創りました。
 事務局主催の出張講座で私も定期的(年間8回以上)に、お伺いし、
プロジェクトの立ち上げ、コンサルティング、現場主義での社会実験を支援
させて頂いております。
  年2回の「地域科合宿」と年2回の「全国研修合宿」は全国各地の同志と
つながる絶好の機会です。
また、塾生有志で月に1〜2回定例会を開催し、共に学び合い、切磋琢磨し合い、
相互にプロジェクトを支援する場もあります。新しいアクションを生み出す
“場づくりのプロデューサースキル”も存分にお伝えさせていただきます。

 今回は名古屋地域科の礎となるコミュニティを2000年に立ち上げていただき
ました7期OBの鈴木崇司さんの登場です。
  鈴木さんは21期生として「イードライブ」プロジェクトを立ちあげ奮闘中です!

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■■■■■   塾生活動レポート
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■■■    『 自分で自分のココロとカラダの面倒をみられる人をつくる! 』
■■■■        〜 医療・療法・健康情報のプラットフォームの構築 〜
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■■■■■■□              一新塾第7・21期   鈴木崇司

  私と一新塾との出会いは、8年前にさかのぼります。7期の時に名古屋の通信科
の塾生として入りました。当時、通信科ではビデオ学習がメインで地域の塾生同士
の交流というものはありませんでした。最初の全体合宿に参加した時、様々な
背景を持った人達が熱く語り合う場に身を置き、「これを地元でもやりたい!」
と想い名古屋での定例会を立ち上げました。手を上げると、本当に素敵な方々が
集まり、多くのことを学ぶことができました。
その時に自分の中で生まれた『主体的市民』の芽は、8年の時を経て形になって
きました。自分の思いをブラッシュアップして夢を現実化するために、再度
一新塾の門を叩いたのです。

●現代医療への違和感

 私は、つい先日アメリカのワシントンで行われた、大きな医学会から帰って
きました。といっても私は、医者ではなく、アメリカの医療機器メーカーの会社
に勤めている会社員です。
 そのアメリカで感じたことは、1万2千人の医者が世界中から集まり治療につい
ての最新の臨床試験データや、最先端の医療技術研究に関する発表が行われ対処法
は大いに語られているのですが、予防についての話はほとんどないということ。
そして、臨床データの数値からは、どうしても患者の顔が浮かんでこないのです。
自分自身どっぷりと業界に浸かっているのですが、同時に違和感も強くかんじて
いるのです。

●二つの原体験

 もちろん、日々の業務のなかで、医者たちが目の前にある今にも消えていき
そうな命を救っている現場を多く見てきました。とても尊く意義のあることだと
感じております。実際、私の祖母は最先端メディカルテクノロジーによって命を
救われ、今も健在であります。医療技術が人の命を救っていることを近いところで
見聞きすることができています。

 一方で、その医療によって自殺寸前まで義兄が追い込まれることころも見て
きました。義兄は、仕事上の極度のストレスから精神を病み、パニック症候群に
なり精神科にかかりました。入眠剤と精神安定剤を処方されたのですが、症状は
改善せず、進行とともに薬の量が増えていきました。じきに副作用が強く出るよう
になり、手の振るえ、対人コミュニケーションへの恐怖感、短期的な記憶喪失
などが起こりました。ついには通常業務ができない状態になってしまいました。
そして、その彼を救ったのは薬ではなく別の療法(日本では認められていませんが、
ヨーロッパでは広く普及しているホメオパシー)だったのです。

なぜだろう? なぜこんなことが起きるのだろう?

●必要なものは、プラットフォームだ!

 救われる人、救われない人、別の方法で救われる人、何が違うのだろうか。
その人の個性にあった治療法・健康法を見つけることが必要なのではないか。
そして、ひとつの導き出した答えが、『医療・療法と市民の間をつなぐプラット
フォームが必要である!』です。そのプラットフォームを作ろうというのが
イードライブのプロジェクトです。

 現在の私の仕事の関連もありプロジェクトの協力者に、医師、看護師、技師
などの医療従事者がおります。いろいろな出会いの中で、代替医療の療法家、
セラピスト達とのネットワークもできつつあります。これらと、一般市民との
間にあるギャップを埋めることが必要であると強く想っております。

 そのプラットフォームとしての役割を果たすのがイードライブであり、
両者をつなぐ人が、メディカルコンシェルジュ(造語)です。コンシェルジュは、
医療・療法の情報を東西問わず持っており、その人に最適なものを提案し
セルフケアのサポートをします。

イードライブは、このコンシェルジュを創出していくことを中心として、
情報の集まるポータルサイト、情報交換の場の運営、セラピーツアーの企画
実施をしていきます。始まったばかりではありますが着実に歩んでおります。

●好評だった第一回セラピーツアー

 今年の6月イードライブの主催するセラピーツアーを実施いたしました。
今回は看護師、マッサージ師の方々に参加いただきました。

 岐阜県にある温泉に1泊2日で行き、温泉と地元で取れた自然食料理と楽しみ
ながら、統合医療に健康に関するセミナーと、病院で患者さんに使えるアロマ
テラピーのワークショップを行いました。早朝ヨガ、呼吸法のエクササイズも
行う充実のツアーでした。好評のうちに終えることができ、「病気ではなく、
患者さん全体を見るべきだと想っていたことに確信がもてた。」、
「次はいつなの?絶対参加するから早くやってね!」などの感想の言葉をいただ
きました。

 現在、参加していただいた看護師さんの病院でアロマテラピーの施術実施の
ための準備を行っており、引き続きそのお手伝いもさせていただいております。

●イードライブが創造するもの

『誰のものでもない自分のカラダ、取り替えることができません。
車のように簡単に部品交換もできません。
一生付き合っていかなければならない大切なカラダを
うまくドライブできるようにしていきましょう!』

 人々の意識改革ができれば、日本の医療はずいぶん変わるでしょう。
コンビニ外来をする人はへり、医師たちは本来の重篤な患者を診るという業務
に戻れるはずです。

 一方で健康保険を使わずに生活できている市民も増え、破綻寸前の保険制度
も何とか保てるでしょう。別物扱いされていた、各種代替療法もそのよさが
認められつつあり一定の役割を果たすことができるでしょう。

 そして何より、市民が健康で活力のある生活を送ることで地域が活性化し、
さらに日本が活性化しているのです。そんな社会づくりに、貢献できる活動を
していきたいと強く思っています。



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