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 一新塾ニュース ~今のニッポンを変えろ!

【 496号 】 発行日:2012年9月27日

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■ 塾生活動レポート

『子ども虐待を減らす為に、
 市民が主体的に動く社会をつくる! 』

    一新塾第25期 本科「鷹の子の部屋」代表 佐藤孝典

■【参加者募集】第31期「一新塾体験ワークショップ&説明会」

第31期(2012年11月4日開講)「一新塾体験ワークショップ&説明会」を東京・大阪・名古屋・仙台で開催中です!ぜひ、ご参加ください。
予約 http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html

●東 京:
10月 3日(水)19:30~21:40
10月 6日(土)15:00~17:30
10月10日(水)19:30~21:40
10月13日(土)15:00~17:30【最終回】
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●大 阪:
9月29日(土)13:00~15:30【最終回】
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●名古屋 :
9月30日(日)13:00~15:30【最終回】
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●仙 台:
10月8日(月祝)14:00~16:30【1回のみ】
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■ 資料請求はこちらから
(一新塾第31期パンフレットをご送付いたします)
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b1_siryo.html

■ Facebookで事務局長の一言メッセージ等日々発信しています。
http://www.facebook.com/isshinjuku 

■お電話のお問い合わせ TEL.03-5765-2223(受付12時~23時)

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 メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
 今回は子ども虐待予防をミッションに日々、奮闘されている佐藤孝典さんのメッセージをお届けします。

一新塾第25期卒塾式でプレゼンテーションする佐藤さん佐藤さんは2009年11月に一新塾第25期に入塾。
「子ども虐待予防プロジェクト」を立ち上げ3名の同志と共に、育児家庭、児童養護施設を訪問しながら現場主義で活動を実践。2010年9月には、インターネットを通じて知り合った過去に虐待を受けた虐待被害者の兄弟との出会いをきっかけにシンポジウム「『虐待の真実』~もう、ほっとけない。今私たちにできる第一歩」を開催。虐待被害者と一般市民が共に「虐待予防」について意見を交わす貴重なシンポジウムとなりました。

 卒塾後もますます志を邁進されている佐藤さんのメッセージ、ぜひともじっくりお読みください。

塾生活動レポートーーーーーーーーーーー
『子ども虐待を減らす為に、
市民が主体的に動く社会をつくる!』
第25期 本科 「鷹の子の部屋」代表 佐藤孝典
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●市民は実態を知らない

いまの日本社会では、子ども虐待相談件数が6万件を超える現状に対して、一般市民はその対応の方法を知らないでいる。介入できるのは専門家だけで、特別な家庭の問題だと考えられている。

一般市民が知っている事・知れる事と言えば、"児童相談所"が子どもを守る役割を担っていて、その組織が機能していないという報道。

子ども虐待の問題は、メディアからの情報が主で、暴力や死亡事件など過激で表面的な事柄だけが一人歩きする。根本的な原因には家庭の貧困や孤立などあるにも関わらず、児童相談所の問題だけがクローズアップされ、市民一人ひとりが、自分自身も関わりのある問題だということを認識することが難しい。
どうしても他人事なってしまう。

●子どもは耐え忍んでいる

以前私は、ある場所で実の親から虐待の被害を受け傷つく少女に出会った。彼女は自分の被害を決して外部には話そうとせず、自分が傷ついても自分でやったことだと嘘をつき続けた。いや、嘘をついたというよりも、少女自身が親から被害を受けている事実を受け止めることが出来なかったと言うべきか。

もしあなたが、自分の大好きな親が、自分自身を傷つけているという現実を理解したとしたら、その現実を、あなたはどのように受け止め、どう行動できるだろうか?

果たして、自分自身を被害者だと認め、自ら助けを求めることが出来るだろうか?
実際、多くの子どもは自らSOSを出す事ができず耐え忍んでいる。自分の傷ついた気持ちを隠し、親を傷つけない(刺激しない)よう配慮し、今のギリギリの関係が壊れないように行動している。

このような子どもの置かれた状況の共通点は【孤立】していることだ。家族以外に信頼関係を築く機会が少なく、自分と親との世界しかない。自分の置かれた状況が当たり前の家庭環境だと信じ込み、被害を受けるのも自分が悪いことをしたからだと思い込まされている。

少女に出会った当時の私は、少女の被害を見抜けなかった。もっと早く気付いてあげられたはずなのに、気付けなかった私自身には後悔の気持ちしかない。
だから私は自分を含めた大人が、もっと子どもを守る目を養い、子どもの被害を未然に見抜けるようになりたいと考えるようになった。

●私の行動

 私自身、十数年前に「死ね、消えろ、林」と教室に落書きされたことがある。それを見つけたときの心が震えたショックを今でも忘れられない。私の場合誰が書いたのかは分かったが、誰が送ってきたのか分からない「死ね」メールを受け取ったら怖くて次の日から学校へは行けなくなってしまう。これが普通の感覚であろう。

 直接言われるなら対処の仕方もあるが、それが誰から送られたか分からないメールなら心が重くなってしまう。テレビで報道されていたが、学校裏掲示板が各学校でもあるのなら、本気で調べる必要があるし社会問題である。

●いじめ予防教育

私自身、彼女に出会うまで子ども虐待問題に無関心な大人のひとりだった。無関心は恐ろしい。目の前に問題があるにも関わらず、その問題が目に入らない。
傷ついた子どもに気付くことが遅れてしまった。自分のせいで子どもが傷つくことを防ぐ事ができなかった。この出来事への後悔が今も自分を動かしている。

私は、一新塾で出会った仲間と共に、虐待被害当事者や、第一次情報を持つ専門家を招いての講演会を行った。児童虐待に関する一次情報を一般市民に伝え、市民一人ひとりが主体的に問題解決を考えられるようになることを目指した。

私たちの講演会の内容にショックを受けた人達が、また仲間となり共に私の住む東京三鷹の地域で活動をするようになった。

次に、仲間と共に、子どもが自己肯定感・基本的信頼感を育める家庭・学校以外の居場所を作ろうと考え、東京都三鷹市で「鷹の子の部屋」(http://duplexfamily.juno.bindsite.jp/index.html)という居場所活動を月1回ほど実施している。三鷹市の職員とも恊働して、孤立しかけている子どもを対象に学習やゲームを通した、つながりのサポートをしている。
毎回8~10名が参加しボランティアで参加する地域のおとなと学びや遊びを通じて交流をしている。それを経て、子どもと大人との間に、相談事ができるような信頼関係も築きつつある。

●子ども虐待を減らす為に、市民が主体的に動く社会をつくる!

私たちが目指すのは、子ども虐待が無くなること。
子ども虐待を未然に防ぐ為には、子どもも家庭も孤立させないこと。
子どもが安心して居られる居場所をつくりたい。親も安心して子育てができるようなコミュニティをつくりたい。

そのために、子ども虐待減少を願う同志とのつながりの輪を大きくして、これまで日本にあった不適切な子育ての文化(虐待/暴力等)の連鎖を無くせるよう、地域で地道に活動を続けている。

子ども虐待を減らす為に、市民が主体的に動く社会をつくる!
そのために主体的市民を中心とした虐待予防運動を推進していきます。


参加者募集ーーーーーーーーーーーーーーー
~東京・大阪・名古屋・仙台~
   一新塾体験ワークショップ&説明会
講師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
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社会変革実験を通して、あなたが志を生きるフィールドがきっと見つかります。ぜひ、東京、名古屋、大阪、仙台での「一新塾体験ワークショップ&説明会」にお越しください。

【主な内容】
●試練の時代を乗り越える自分軸の作り方
●ゼロベースでビジョンを描く
●現場主義で道なき道を切り拓く
●不可能を可能にする同志とのコラボレーション
●削ぎ落とす学びで「もやもやの思い」から「鮮明な志」へ
●「根っこ」と「幹」をつなげるフレームワーク「6 つの箱」
●一年間で人生と社会をここまで変える!
●一新塾には、3コースがなぜあるのか?
社会起業コース・政策提言コース・市民プロジェクトコース
●塾生・卒塾生の挑戦の紹介

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【東京本科 体験ワークショップ&説明会】
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日時:
10月 3日(水)19:30~21:40
10月 6日(土)15:00~17:30
10月10日(水)19:30~21:40
10月13日(土)15:00~17:30[最終回]

 会場:一新塾セミナールーム
(住所)東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F
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【大阪地域科 体験ワークショップ&説明会】
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●2012年9月29日(土)13:00~15:30
【会場】「難波市民学習センター」第2研修室
(住所)大阪市浪速区湊町1丁目4番1号 OCATビル4階

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【名古屋地域科 体験ワークショップ&説明会】
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●2012年9月30日(日)13:00~15:30
【会場】「ウィルあいち」会議室6
(住所)愛知県名古屋市東区上堅杉町1番地

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新設【仙台地域科 体験ワークショップ&説明会】
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●2012年10月8日(月祝)14:00~16:30
【会場】仙台市民会館 第3会議室
(住所)仙台市青葉区桜ケ岡公園4番1号

< 一新塾「第31期」概要 >ーーーーーーーーーーーー
◎開 講:2012年11月4日(日)
◎期 間:12ヶ月
   『講義』『プロジェクト実践』『コンサルティング』
    平日夜間・土日で学びます(月4~5回程度)
◎コース:政策提言コース
     社会起業コース
     市民プロジェクトコース
◎ 科 :本 科(東京)
     地域科(大阪・名古屋)
     通信科
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一新塾体験ワークショップ&説明会 一新塾31期2012年11月4日開講!
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