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 一新塾ニュース ~今のニッポンを変えろ!
 【 567号 】 発行日:2014年7月15日
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■ 塾生活動レポート

 「高齢者に生きがい!
  いきいき&仲良し芝山団地プロジェクト 」

           一新塾第32期 東京本科 石川亮

■【予約スタート!参加者募集!】
第35期(11月開講)「一新塾体験ワークショップ&説明会」
予約: http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html

●東 京
8月20日(水)19:30~21:45
8月27日(水)19:30~21:45
9月 3日(水)19:30~21:45
9月 6日(土)15:00~17:45 ほか
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●大 阪:8月30日(土)13:00~15:45 ほか
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●名古屋:8月31日(日)13:00~15:45 ほか
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●仙 台:9月 7日(日)13:00~15:45 ほか

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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。

今回は、2014年5月に一新塾第32期を卒塾された石川亮さんのメッセージをお届けいたします。

一新塾32期東京本科チーム活動プレゼンテーション石川さんは、大学卒業後、国際協力の世界に飛び込まれ、ケニア、タンザニア、フィリピン、スーダン、南スーダンなどの国々で、現地の方のために力を尽くされてきました。

「自分が一生をかけてでも“このために働きたい”と思えるものは何なのかと自問自答した時に見えたものが、思い出溢れる故郷の芝山団地だった。」

一新塾で仲間と根っこを掘り下げる中で、生まれ育った千葉県船橋市の芝山団地に飛び込んでの行動を後押しされ、プロジェクト活動に奮闘されています。

石川さんの志を生きる挑戦をお伝えさせていただきます。

◆◆塾生活動レポート━━━━━━━━━◆◆

 高齢者に生きがい!
『いきいき&仲良し芝山団地プロジェクト』

     一新塾第32期 東京本科 石川亮◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆

●あいうえおの芝山団地

 私は、千葉県船橋市にある私の生まれ育ったまち・芝山団地を、「あ」いさついっぱい、「い」きいきと「ウ」キウキが溢れ、住民が団地の明るい将来像を「え」がき、「お」互いに助け合う、そんな「あいうえおの芝山団地」にすることを目標に活動しています。

 芝山団地には、独居の高齢者の方が多いのですが、このような方々が、趣味や好きなことを通じて友人や知人を得て、得意なことやこれまでの経験を活かして生きがいややりがいを得る。そして、その輪が多世代に広がっていく。そんないきいきとしたふれあいの芝山団地を目指しています。

●かきくけこの芝山団地 

 私が子どもの頃の芝山団地は、若い世帯が溢れ、子どももたくさんいて、とても活気に満ちた素敵なまちでした。私は大学生から都内で一人暮らしをし、卒業後には国際協力の仕事で約10年間をほとんど海外で過ごしました。約15年ぶりに帰ってきた芝山団地は、私の知っている芝山団地とは似ても似つかないものになってしまっていたのです。

「あいうえおの芝山団地」と対照的な表現を用いれば、「かきくけこの芝山団地」です。「閑散」として、人間関係は「希薄」、住民の方々には楽しみが少なく「空虚」で、人と人のつながりも「欠如」し「孤独」な芝山団地となってしまっているように私には思えました。

 住民の多くを占める高齢者の方々から「近所付き合いなんて面倒くさい」、「こちらから頭を下げてまで友人や知人などいらない」との話をお聞きしました。

●本当は人とのつながりを求めている

 中には本当に近所付き合いなんて面倒くさいと思っていらっしゃる方もいると思います。でも、本当は人とのつながりを求めている人も多いということが、住民の方々と根気強く向き合うことからわかってきたのです。
ただ、最初のきっかけが作れないだけなのです。芝山団地にも、行政や自治会などが主催する地域活動は存在します。しかし、ここに一人では参加できないのです。
一緒に行く人がいなければ、怖いのだと思います。

●これまでの人生

 私自身が、恥ずかしがり屋の臆病者で、自分から何かを始めるという勇気を持ち合わせていない人間だったからこそよくわかるのです。
幼少の頃からその性格は変わっておらず、同じ団地の棟に住んでいる幼馴染すら、遊びに誘うことができませんでした。断られたらどうしよう、すでに他の人たちと遊んでいたらどうしよう…。
このような恐怖感から、本当は家でピアノの練習をしていたい弟を無理やり連れだして、私の代わりにその幼馴染の家のチャイムを押させていました。

 そんな臆病者の私が何かを始められるとき。それは、周りに友人がいたときでした。
大学卒業後すぐに参加した青年海外協力隊。大卒後すぐのそのキャリアはリスキーであり、まずは一般企業で働くことがベターだというのが国際協力業界の通説でした。
しかし、幼少から憧れていた国際協力の世界への思いを先生や友人たちに相談したところ、「自分のやりたいようにやったほうが絶対にいいよ」、「応援するよ」などと励まされ、みんなに背中を押してもらったのです。

 そうして行くことができたアフリカ・ケニアの地で見た光景は、芝山団地プロジェクトで私が実現したいと思う理想の原風景となったのです。物質的には貧しいかもしれませんが、家族、友人、コミュニティが助け合って仲良く生活していく(これをケニアでは「ハランベーの精神」と言います)。
まちを歩けば友人がいっぱい、挨拶を大切にしていて、いたるところで会話や談笑が交わされていました。子どもたちの目はキラキラと輝いていました。

●転換のきっかけ

 その後に赴任した、タンザニアでも、フィリピンでも、スーダンでも、南スーダンでも似たような光景を目の当たりにして、芝山団地をこういうまちにできたらという思いは募るばかりでした。しかし、なかなか実際の行動に移
すことができませんでした。
そこには、恥ずかしい、怖い、一人ではできないという私自身の永遠のタコツボと、曲がりなりにも国際協力の世界でキャリアを積んできたという下手なプライドというタコツボが存在していたのです。
恥ずかしい話ですが、世界で仕事をしてきた人間が、なぜ今さら寂れた地元のために働かなければいけないのだという下手なエリート意識です。完全に思い上がっていました。

●ありのままの自分で生きる

 今回も、そんな私のタコツボを砕いてくれたのが友人の存在でした。
まさに一新塾のプロジェクトメンバーです。行動を起こしたいけど起こせない、そんな悶々とした思いと、これまでに誰にも話したことのない自分自身のコンプレックスまみれの過去を吐露することにより集まってくれた3人のメンバーが私の背中を押してくれました。

 芝山団地を昔に戻すのではなく、今の時代に合った新しい形になると思いますが、再びみんなが大好きになれる芝山団地にできるように頑張っていきたいと思っています。
そして、私自身は、今までのくだらないプライドやコンプレックスを脱ぎ捨てて、ありのままの自分で生きていきたいと思っています。

●芝山団地創年の会

 「あいうえおの芝山団地」を実現するために、今は芝山団地における人と人とのつながりを構築するための、月に一度の「芝山団地創年の会」という団地住民の皆さんが自由に集まれる会(きっかけ)を開催しています。

 これまでに7回開催してきました。参加してくれる団地の住民も、最初は3人だったところが、今ではコンスタントに10人くらい来てくれるようになりました。
協力者も少しずつ増えてきて、今では定期的に高齢者向けの体操などを教えてくれるスポーツインストラクターや整体師の方もおります。スポンサーもついていて、まちの接骨院から毎月貴重な1,500円をいただいているのです。
このお金を、毎月の通信の印刷費に充てています。

 本プロジェクトは、創年の会に集まってくれた住民の皆さんがお互いを知り合い、互いの趣味や好きなことなどを共有することによって、彼ら同士の新しいクラブやサークルが立ち上がっていくことを目指しています。その輪が団地中に広がって、住民みんなが知り合いになり、日ごろから挨拶にあふれ、楽しみ合い、困ったときには助け合い、見守りあって幸せに生活していける日を夢見ています。

 今、今後は、再び原点に立ち返りたいと思っています。通信の配布やインターネットの広告で周知するだけではなく、自分たち「人」を介して直接団地住民を勧誘してみること。ビラやインターネットの情報だけを頼りに一人で参加することができる人なんてほんの一握りです。
私は、知らぬ間に市役所や自治会のような「受け」の「お役所体質」に陥っていたのです。まだまだ私には下手なプライドや恥ずかしさといったタコツボの殻がへばりついていたのですね。
このタコツボの殻を取り払い、真に住民の皆さんに寄り添った会へ進化していきたいと思っています。そして近い将来、この芝山団地スキームが、船橋市内の他の団地のモデルになり、千葉県内の他の団地のモデルとなり、日本全国の団地における人と人とのつながりを創り出すスキームとなっていくことを夢見ています。

一新塾32期チーム活動卒塾発表

 

  【予約スタート!参加者募集!】
◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
  一新塾体験ワークショップ&説明会

  「“根っこ力”が社会を変える!」
    ~誰もが志を生きる新大陸へ

    東京・大阪・名古屋・仙台
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一新塾第35期は2014年11月9日開講です。

第35期の「一新塾体験ワークショップ&説明会」の予約がスタートしました!下記日程で開催いたします。

新しい時代の拓けに向けて一緒に一歩踏み出しましょう!

【主な内容】
●試練の時代を乗り越える自分軸の作り方
●現場主義で道なき道を切り拓くには?
●不可能を可能にする同志とのコラボレーション
●削ぎ落とす学びで「もやもやの思い」から「鮮明な志」へ
●「根っこ」と「幹」をつなげるフレームワーク「6つの箱」
●一年間で人生と社会をここまで変える!
●なぜ3つのコースがあるのか?(政策提言・社会起業・市民PJ)
●塾生・卒塾生の挑戦の紹介

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【東京本科 体験ワークショップ&説明会】
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
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(1)2014年8月20日(水)19:30~21:45
(2)2014年8月27日(水)19:30~21:45
(3)2014年9月 3日(水)19:30~21:45
(4)2014年9月 6日(土)15:00~17:45

※現時点で決定しているスケジュールです。
ご都合あわない方はこの先も予定しています。

 会場:一新塾セミナールーム
(住所)東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F

 テーマ:
「“根っこ力”が社会を変える!~誰もが志を生きる新大陸へ」

 講 師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)

 参加費:無料

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【大阪地域科 体験ワークショップ&説明会】
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
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(1)2014年8月30日(土)13:00~15:45

※現時点で決定しているスケジュールです。
ご都合あわない方はこの先も予定しています。

 会場:「難波市民学習センター」
(住所)大阪市浪速区湊町1丁目4番1号 OCATビル4階

 テーマ:
「“根っこ力”が社会を変える!~誰もが志を生きる新大陸へ」

 講師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)

 参加費:無料

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【名古屋地域科 体験ワークショップ&説明会】
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
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(1) 2014年8月31日(日)13:00~15:45

※現時点で決定しているスケジュールです。
ご都合あわない方はこの先も予定しています。

 会場:「ウィルあいち(愛知県女性総合センター)」
(住所)愛知県名古屋市東区上堅杉町1番地

 テーマ:
「“根っこ力”が社会を変える!~誰もが志を生きる新大陸へ」

 講師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)

 参加費:無料

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【仙台地域科 体験ワークショップ&説明会】
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
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(1)2014年9月7日(日)13:00~15:45

※現時点で決定しているスケジュールです。
ご都合あわない方はこの先も予定しています。

 会場:「仙台市民会館」
(住所)仙台市青葉区桜ケ岡公園4番1号

 テーマ:
「“根っこ力”が社会を変える!~誰もが志を生きる新大陸へ」

 講師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)

 参加費:無料

一新塾 塾生募集中

< 一新塾「第35期」概要 >ーーーーーーーーーーーー
◎開 講:2014年 11月
◎期 間:12ヶ月
 『多彩な社会のテーマ講座』
 『ミッション基軸の社会変革プロジェクト立ち上げ実践』
 『現場視察&コンサルティング』
 平日夜間・土日で学びます(月4~5回程度)
◎コース:政策提言コース
     社会起業コース
     市民プロジェクトコース
 ※3つの方法論のすべてが学べます。
◎ 科 :本 科(東京)
     地域科(大阪・名古屋・仙台)
     通信科
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【プログラム】
東京本科:
http://www.isshinjuku.com/curriculum/tokyo.html
大阪地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
名古屋地域科 : http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
仙台地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/sendai.html
通信科:
http://www.isshinjuku.com/curriculum/content.html

一新塾Facebookページ・twitterでも、日々、メッセージを発信していますので、ごらんください。

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