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 一新塾ニュース ~今のニッポンを変えろ!
 【 659号 】 発行日:2017年5月9日
   http://www.isshinjuku.com/
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■塾生活動レポート
 『 オムソーリ・プロジェクト 』
 ~認知症から家族を守る 分かち合い社会の実現~
   一新塾第27・32・34期 東京本科 齋藤哲

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 メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。

2025年には認知症患者の数が全国で700万人を超えるとの推計があります。
今回は、浦安市にいち早く認知症カフェをオープンした一新塾第32期の齋藤哲さんのメッセージをお届けいたします。齋藤さんは、一新塾の仲間と『オムソーリ・プロジェクト』を立ち上げ、“認知症から家族を守る、分かち合い社会の実現”をビジョンに掲げ、浦安を現場に奮闘中です。

齋藤さんの志を生きる挑戦をお伝えさせていただきます。

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『 オムソーリ・プロジェクト』
~認知症から家族を守る分かち合い社会の実現~
一新塾第27・32・34期 東京本科 齋藤哲

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 「オムソーリ」とは、スウェーデン語で「悲しみの分かち合い」を意味する言葉。
家族任せの介護から、地域の人や介護のプロと分かち合う社会へ。
そんな想いを込めてプロジェクトの名称とした。

●他人事ではなかった、認知症

 父が前頭側頭型認知症と診断された。
「認知症の中でも、家族が最も大変なタイプの認知症です」
医師から告げられたのは、全く聞いたこともない病名。
認知症?何もわからない。
とにかく病気について知ろう。
そう思い、認知症について書かれた本を読んだ。

理性を司る前頭葉の機能低下が起こり、人が変わったように羞恥心や自制心がなくなり、反社会的な行動を起こす。認知症について詳しく書かれた分厚い本。2ページしか割かれていない前頭側頭型認知症についての解説。その最後の一文に絶望した。

「進行を止めたり治したりする治療法はまだありません。」

父との時間はもう戻らない。全く違う人だと思っていかなければならない。そう考えると涙が止まらなかった。

●自分で治療法を考え、治そう

自分が考え出した解決策は、この病気の治療法を見つけ、父の病気を治すということだった。なぜ父がこの認知症になってしまったのか。どうして前頭葉、側頭葉の機能低下が起こるのか。

医療の世界でもまだわかっていない答えに、無謀にぶつかろうとし、また絶望した。仮に誰かが治療法を見つけたところで、その時にはもう父は亡くなっているだろう。

どうせ間に合わない。当時の私は全く冷静に考えることができなくなっていた。

●一新塾へ

そんな絶望の最中に飛び込んできた一新塾からの塾生案内メール。自分を救う道はここしかない、そう直感した。

27期では参加しながらも、自分の都合で最後まで通いきれずに中途半端にしてしまっていた。自分自身の志も見つけきれなかった。

今しかない、ここしかない!

「治療法を見つける」という無謀な解決策ではなく、父の病気を受け入れ、新たな解決策を見出して行こう。そう心に決め、一新塾に32期生として参加した。

●オムソーリ・プロジェクト立上げ

父の病名がわかってからも家族の困難は続いた。70歳を過ぎたばかりの父の体は元気で病識もない。家族が行動を制限しようとすると、必ずと言っていいほど衝突した。

病名がわかったからといってすぐに介護保険のサービスが使えるわけではない。介護認定を受けるまでの期間はどうすることもできなかった。認定が下りてからも、介護保険のサービスの利用を試みるが、言葉巧みに職員を振り切って帰って来てしまう。

家族は仕事を辞めて24時間付き添うしかないのか、そう感じながら生活していた。

しかし、24時間寄り添い続けることは体力的にも不可能。仕事を辞めれば収入も途絶えてしまう。医療も介護も充てにできない状態だったが、仕事を辞めることもできず、父を一人置いておくことしかできなかった。

一新塾に入塾した当時、認知症患者は日本全国で462万人と推計され、話題になり始めていた。私と家族が直面した困難な家庭環境に、それだけ多くの人たちが苦しんでいる。高齢化がますます進んでいく日本。それに伴い認知症患者の増加していく。認知症の人だらけになってしまう将来の日本を想像し、ぞっとした。

認知症の介護を全て家族任せにしていては、日本社会は成り立たなくなってしまう。

どうしたら良いかわからない中、一冊の良書に出会った。
『寝たきり老人のいる国いない国』(大熊由紀子著)
1980年代の取材を元に書かれたその本には、日本の尊厳の失われた悲惨な介護と、北欧諸国の本人の意思を尊重した介護の姿が詳細に書かれていた。30年以上前の話にも関わらず、本人の意思尊重の点では現在の日本よりもはるかに進んでいる印象を受けた。

日本の介護の環境はまだまだ良くすることができる。
それまでは日本の介護は何の役にも立たないと絶望していたが、この本との出会いが未来の介護を創るという発想に転換するきっかけになった。

●オムソーリ・カフェをオープン

入塾から3か月。何とか2人の一新塾のメンバーとともにプロジェクトが立ち上がった。社会人としての経験は積んでいるものの、全員が認知症については全くの素人。
まずは学ぶことからスタートした。

その過程で出会ったのが、『認知症カフェ』だった。どうやら目黒区に1カ所だけあるらしい。さっそく学びのために現場視察へと向かった。視察先での体験は忘れられないものになった。

勉強しにいったつもりが、介護の先輩に囲まれていると、自然と自分の家庭環境や悩みが口からポロッとこぼれている。
気が付けば一通りの悩み相談を終え、気持ちも楽になっていた。

同じ経験をした人にだからこそ、何でも話すことができる。何かを強制されることもなく、自然な形で会話を楽しみ、認知症の情報を得て、気持ちも楽になる。

私の住む浦安市にもこんな場所を創りたい!
そんな想いで浦安市内の古民家を借り、『オムソーリ・カフェ』をスタートした。

●最初はただ、父の居場所をつくりたかった

定年後も趣味の写真を撮りに行ったり、散策をしたりと穏やかな暮らしをしていた父。この病気さえなければ、もう少し老後の人生を謳歌できただろう。

この病気のせいで、家族もしんどい思いをし、父を追い詰め、父の行動を制限せざるを得なくなった。

何とかして、地域に父の居場所を、人と交流が持てる場所をつくりたかった。私自身も救われたかった。

●オムソーリ・カフェは月に一回、土日に開催

オムソーリ・カフェは、平日働く介護者でも参加できるよう、土日に開催することにした。浦安市にも認知症の家族会があったが、平日の日中のため参加できなかった苦い思いがあったからだ。

場所を借りた古民家はとても落ち着いた環境で、介護する家族だけでなく、認知症の方もくつろいでもらえる温かみのある場所。
今では場所を喫茶店のレンタル・ルームに移し、月1回の開催を続けている。

介護する家族だけでなく、介護業界、医療業界、司法書士事務所、政治家の方など、本当に多様な方々に参加いただいている。

介護家族だけでは答えられない難しい問題も、プロからのアドバイスをもらうこともできる。また、ケア・マネージャーなど、関係性があると相談しにくいことも、第三者だからと積極的にお話いただける方もいる。

3年半続けるうちに、何とか自分の介護経験を他の人の役に立てたいと、運営をサポートしてくれるメンバーもたくさん生まれた。

●認知症カフェ連絡会

オムソーリ・カフェを立ち上げたころ、認知症カフェは千葉県全体を見回してもほとんどなかった。カフェを立ち上げてから半年ほどの間、自分たちも認知症カフェを立ち上げると視察に来てくれる方の参加が増えた。
その頃に出会ったメンバーで、千葉県の認知症カフェ連絡会、情報交換会を開催している。

各団体のメンバーはみな主体的。運営の悩みや工夫の共有から始まった会だが、今では行政も招き、100名規模の情報交換会の開催、認知症カフェMAPの作成、千葉県認知症カフェの一覧作成と様々な事業に取り組んでいる。

自分が志を立てたことで、様々な地域の有志とも多く出会う事ができた。浦安市でも行政と連携し、認知症カフェ連絡会ができて活動も進めている。


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一新塾は第40期が、2017年5月28日に開講します。

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講師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)プロフィール
1997年一新塾マネジャーへ。大前研一氏の下で薫陶を受ける。2002年一新塾のNPO化に伴い、代表理事・事務局長就任。20年で4600名の塾生の“志を生きる挑戦”に立ち会い、人生の転機での相談役。また、これまでに1000に迫る市民からの社会変革プロジェクトをインキュベート。
「政策提言」「社会起業」「市民プロジェクト」立ち上げの独自の方法論を体系化。年間100の講座と700以上の個別コンサルティングを行う。リスクを最小限に、最短距離で志を生きる人生に転換してゆく実践プログラムを『志を生きる方程式』として確立。市民起点の新しい国づくり、地域づくりの支援に全国を日々奔走。体験セミナーは全国で千回開催、1万人が受講。激動の時代との向き合い方、人生の根っこの掘り下げ方、志を生きる一歩を後押しさせていただいている。

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5月10,13、17日【最終】

 会場:一新塾セミナールーム
(住所)東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F

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ご多忙な方、上記地域以外の方を対象にしています。
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