☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆
     一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!
    【第148号】 発行日:2004年8月12日

☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆

【目次】
●「NPO年金制度を良くする会」を立上げるにあたって
                     羽木義信氏(第13期生)
       ≪ 10周年記念情報! ≫
1) 一新塾10周年記念 創設者大前研一講演会(10/30)
テーマ:『これからの10年!世界は、そして日本は?』
講 演: 大前研一(一新塾創設者)
2) 一新塾10周年 特別講演会(10/9)
テーマ:『地域主権の先端モデルづくり〜コモンズから始まる信州ルネッサンス』
講 演: 田中康夫長野県知事
※参加申込受付開始しました!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。
一新塾では最近、会社を早期退職し第2の人生のチャレンジをはじめられた
50代の方が大活躍しています。


今回メッセージをお届けする第13期生の羽木義信さんも、そのお一人です。
羽木さんは昨年の11月に一新塾に入塾。長年、ビジネスの現場で奮闘して実績
を積み上げてこられた、その知恵とスキルをもって社会の問題解決・創造に関
わるべく現場主義で様々な活動に取り組まれてきました。
13期も残り3ヶ月となる中で、いよいよテーマを年金制度に絞り込んでアクショ
ンへと一歩を踏み出されたところです。

 ■■■□■ ■■■ ■■□■ ■■■ ■■□■ ■■■ ■■□■ ■■

 「NPO年金制度を良くする会」を立上げるにあたって
               羽木義信(一新塾第13期生)
 ■■■□■ ■■■ ■■□■ ■■■ ■■□■ ■■■ ■■□■ ■■
   
14期生の方は、丁度チーム編成ができたところですね。私も昨年11月に入塾
し、11月29,30日の合同研修合宿で地方分権チームを提案しました。また
同時に、先輩の既存プロジェクトの説明があり、道州制と憲法改正に興味を持
ちました。
 
地方分権チームの横浜視察では仲介役の片桐のり子議員(一新塾9期生)、総
務省から横浜市に出向中の水野課長など現在も連絡の取れる人との出会いがあ
りました。地方分権チームが解散し、道州制チーム、グリーンピア(年金)研
究会、「病院のものさし」チームと参加し、その中で国会議員、都議会議員、
新聞記者の方とも会う機会ができました。この活動の過程で、国会議員の方に
政策提言を行いましたが、実行を他人に依存しなければならない、提言という
行為のもどかしさを痛感しました。

また参加している土佐横波グリーンピア研究会での議論が進み、自分なりの
結論を出す時期となり、年金制度の改革論議に市民運動家として参加すること
を決意しました。

日本の公的年金制度は、当初税金による明治8年の軍人恩給に始まり、軍関係・
公務員と拡大され、そして第二次大戦中にあまり議論されず厚生年金の原型が
でき、保険料が創設され積立方式の年金が生まれました。このように職業別に
年金制度が作られ、最後に自営業者を対象とした任意加入の国民年金ができ、
すべての職業に年金制度が完備したのです。

その後、給付の引上げ、国民年金の基礎年金への切替え、全国民の強制加入が
義務付けられ、財源的理由から保険料を積立方式から賦課方式に変更、共済
年金を恩給から保険料徴収年金に変更しました。

保険料が積立方式から賦課方式に変更されたときから、保険料の性格は税金と
同じになりました。つまり給付予算に必要な金額を保険料(呼び方の違う税金)
で徴収する形が出来上がり、5年ごとに給付と保険料の見直しを繰り返してい
ます。また保険料収入はすべての国税収入を上回り、国の財政は主客転倒して
います。

現行では5種類の公的年金が並存し、20歳以上60歳未満すべての国民の加入
が義務付けられた国民年金と一部の職業に加入が義務付けられた公的年金に
より、その人の就業形態別に1階・2階・3階建ての格差が発生しています。

よって年金の需給でも月額67千円から664千円と10倍の格差があります。
そもそも公的年金はなぜ必要なのか、国のすべき役割はどこまでかの哲学を
忘れ、財政の調整のみを繰り返し、継ぎはぎ改正を行ってきたのです。

国会議員の国民年金未納・未加入問題でもわかるように、法律を作っている議
員もわからない、無責任な制度となっており、若い人の信頼を失っています。
これは5年毎繰り返してきた給付と保険料の見直しで、将来も限りなく変更さ
れ、若い人が期待通りに年金がもらえないと気づいたからです。

このような欠陥のある年金制度は抜本的に改革しなければなりません。すべて
の世代が生き生きと暮らせる制度に、政府・政党任せではなく、市民自らが立
ち上がり、意思表示をする運動を起こさなければならないと思い「NPO年金
制度を良くする会」を提案しました。

提案内容・今後の活動に興味のある方はyhagiyokohama@yahoo.co.jp (羽木)
までお尋ねください。


●10周年記念情報

1)一新塾10周年記念 創設者大前研一講演会 10月30日
(土) 
NPO法人一新塾は、新しい国づくり・地域づくりを担うネクストリーダー養
成学校としてこれまで2300名の主体的市民を輩出してまいりました。
10周年の節目に創設者の大前研一が新しい時代の到来に向けてメッセージを
送ります。市民パワーの可能性を存分に感じてください。
後半は代表理事の青山貞一より一新塾が向かうべき新たな10年に向けてのビ
ジョンを語っていただく予定です。
テーマ:『これからの10年!世界は、そして日本は?』
講 演:大前研一(一新塾創設者)
日 時:10月30日(土)14:00〜17:00
場 所:ニッショーホール
東京都港区虎ノ門2丁目9番16号
参加費:3,000円
申 込:末尾フォーマットにてiss@isshinjuku.com 宛にお送り下さい。    

2)一新塾10周年 特別講演会 10月9日(土)
新しい国づくり・地域づくりに取り組むNPO法人一新塾の10周年を記念し
て地域変革の先頭を突っ走る田中康夫知事に地域主権の先端モデルを存分に
語っていただきます。後半は、一新塾代表理事青山貞一と田中知事との対談も
計画中です。
テーマ:『地域主権の先端モデルづくり
          〜コモンズから始まる信州ルネッサンス』

講 演:田中康夫長野県知事
日 時:10月 9日(土)14:00〜17:00
場 所:大田区産業プラザ 4F コンベンションホール「鶯」
大田区南蒲田1−20−20(京急蒲田駅東口より徒歩4分)
参加費:2,000円
申 込:末尾フォーマットにてiss@isshinjuku.com 宛にお送り下さい。

___<申込フォーマット宛先:iss@isshinjuku.com>____
※参加希望の日時の前のカッコにチェックを入れてください。
■一新塾10周年記念 創設者大前研一講演会
( )10月30日(土)14:00〜17:00
■一新塾10周年特別講演会 田中康夫長野県知事講演会
(  )10月 9日(土)14:00〜17:00

氏 名:                       
ご住所:(〒    )
TEL:
FAX:
E-mail:
___________________________________________________



一新塾ニュース「今のニッポンを変えろ!」メールマガジンのページに戻る