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 一新塾ニュース ~今のニッポンを変えろ!
 【 584号 】 発行日:2014年12月2日
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■ 塾生活動レポート ~ミッション探究から始まる社会変革

「自律型防災支援 lilitafe」
 ~防災協働家族が子供の命と心を守る~

         一新塾第33期 東京本科 福山俊大

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メルマガ読者の皆さまこんにちは。一新塾の森嶋です。

今回は、2014年11月に一新塾第33期を卒塾された福山俊大さんのメッセージをお届けいたします。

一新塾33期福山さん「子どもは生きていく上でのよりどころです」
奥さまを亡くされ、シングルファーザーとなった福山さん。また、学生時代のボランティア、BCP策定などを通じて防災の重要性を感じてこられました。

「こうした経験が、プロジェクトに取り組む必然です。」と語りかけ、賛同した3名の一新塾メンバーとともに「自律型防災支援 lilitafe(リリタフェ)」プロジェクトを立ち上げ。練馬区で、現場主義で奮闘されています。

福山さんの志を生きる挑戦をお伝えさせていただきます。

「自律型防災支援 lilitafe」
~防災協働家族が子供の命と心を守る~

 塾生活動レポート  一新塾第33期 東京本科 福山俊大

●防災協働家族

 私のビジョンは防災協働家族です。
防災協働家族とは、パパとママが日頃から防災に協働して取り組んでいる絆の強い家族のことです。子どもの命と心を自然災害から守るには、パパとママの協働が不可欠です。
ご家族が
「具体的な防災アクションを起こしている」
「自分の万一を想定している」
「お父さんと協働して、防災対策をしている」状態に変革します。

●お母さん任せの防災

 社会の現状は、東日本大震災における被災園児は、約26%が医療的なケアが必要とされる精神的な問題を抱えています。

 震災をきっかけとした離婚や育児放棄もこの一因だと考えられます。首都圏においては、30年以内にM7クラスの地震が約70%の確率で発生すると予測され、その被害想定は東京で死者1.3万人とも言われます。
東京の子供の約26%が精神的な問題を抱えてしまったら日本はどうなるのでしょうか?

 現場は、練馬区です。
プロジェクトの対象となる方は、Hさん一家。
「防災対策何をどこまですればいいのかわからない」
「自分の万一を想定していない」
「お母さん任せの防災」などの悩みを抱えています。

●何をどこまですればいいのかわからない

 ある民間企業が行った意識調査では、防災に関心を持っているが約60%、必要性を感じるが76.3%と非常に高い関心を示しているにも関わらず、いざという時に自分や家族を守るための防災対策を十分にしていると思うと回答した人は20%にも満たず、ここに大きなギャップが生じています。

 防災はマジメに考えれば考える程不安になる。とりあえずみんなと同じ行動を取れば安心できる。一人で継続することが難しいなどの声がママたちから上がりました。
これらが相まって、防災対策何をどこまですればいいのかわからない状態になってしまっています。

●これまでの人生

 シングルファーザーになった後もHさんと同じように防災の必要性を感じつつも具体的にアクションを起こせずにいました。
また、利己的な価値観にも縛られ、自分の目標や利益しか見ていませんでした。
社会や地域に対しては全くの無関心であったと思います。

●転換のきっかけ

 転換のきっかけとなったのは、妻の三回忌です。
命日は一生後悔をする日だと思っていました。

 しかし、三回忌を迎えた時に亡き妻とのつながりを感じられる日だと感じました。そして、もっと前向きに生きたい。社会に対して前向きなアクションを起こしたいと思いました。

”具体的なアクションの起こし方”を学ぶために、 2013年の11月に一新塾へ入塾しました。

●決意

 大切な人を突然失う悲しみ苦しみを理解しているからこそ子どもを守りたいです。
このプロジェクトを始めてから防災士の認定も受けました。自分の経験や知識を還元しより良い社会を子どもに残したいです。

 また、利己的な価値観から脱却するために、「人生(LIFE)の真ん中に利他(LITA)の心を」という想いを込めてlilitafeというプロジェクト名にしました。

●共助の押し付けではなく、自助

 解決策は、一言で言うと防災版ライザップです。各家庭事情に合わせたオーダーメイド型防災コーチを通じて防災の習慣化につなげます。

 課題抽出や目標設定を行い、防災知識と防災意識を継続的に高めていく中で、防災やる気スイッチをオンにします。
本気で家族を守りたいと思うことこそが防災やる気スイッチだと思います。

 プロジェクト当初はママ友同士の共助や地域防災を行おうと思っていました。毎月のワークショップでも「子どもを守る為の防災」というコンセプトには共感してもらえるものの、中々ママたちの本音がどこにあるのかわかりませんでした。

 ターニングポイントは9月に行ったヒアリングです。そのヒアリングの中で「助け合いって確かに大事だけど、やっぱり他の子の面倒みれるかっていうと見れないよ。だって自分んちの防災だってままならないんだから」と言われました。
ようやく本音を聞くことができた瞬間です。共助の押し付けではなく、自助を深めることこそがママたちが望んでいたことでした。

 自助がしっかりできているからこそ共助(他人を助けられる)ができるんです。そのために、今は自助のサポートをする段階です。現在、2世帯で個別防災コーチを行っています。
最大の発見は、お父さんは防災に取り組むきっかけがなかっただけということでした。
防災コーチをきっかけに率先してお父さんが防災に取り組み始めています。防災をきっかけに家族の会話が増えたという声もありました。夫は協力してくれないとのは思い込みだったのです!

 今後のスケジュールは、防災コーチを通じて防災協働家族を増やしていきます。
2015年は、練馬区以外に杉並区・中野区・世田谷区・武蔵野市にもエリアを拡大する予定です。そして、防災協働家族を一同に介した防災フューチャーセッションで更なるムーブメントを起こしていきます。

33期卒塾生プレゼンテーション

 

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東京本科・大阪地域科・名古屋地域科・仙台地域科・通信科
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 一新塾第36期は2015年5月に開講予定です。
「一新塾体験セミナー&説明会」は2015年3月よりスタートします。2015年1月よりご予約をホームページで受付させていただく予定です。

一新塾体験セミナー&説明会の日程が決まりましたら「一新塾ニュース」にてご連絡させていただきますので、ぜひとも、ご参加ください。
「一新塾ニュース」では、一新塾生が社会変革に向けて志を生きる姿勢を引き続きご紹介させていただきますので、今後も、ぜひ、ご期待ください!

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< 一新塾「第35期」概要 >ーーーーーーーーーーーー
◎開 講:2014年 11月9日
◎期 間:12ヶ月
 『講師による多彩な社会テーマ講座』
 『ワークショップ(ミッション基軸のプロジェクト活動)』
 『個別コンサルティング』
 平日夜間・土日で学びます(月4~5回程度)
◎コース:政策提言コース
     社会起業コース
     市民プロジェクトコース
 ※3つの方法論のすべてが学べます。
◎ 科 :本 科(東京)
     地域科(大阪・名古屋・仙台)
     通信科

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【プログラム】
東京本科:
http://www.isshinjuku.com/curriculum/tokyo.html
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