<東京・大阪・名古屋・仙台・通信>
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 一新塾ニュース ~今のニッポンを変えろ!
 【 663号 】 発行日:2017年8月23日
   http://www.isshinjuku.com/
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(もくじ)
■ 塾生活動レポート

『農家と市民をつなげて耕作放棄地を憩いの場へ』
~シェアファームで耕作放棄地をゼロへ~

一新塾第37期・第39期 東京本科 小池勉

■【開講迫る! 11月5日開講 塾生募集】

「体験セミナー&説明会」予約受付中  [残り僅か]
東京(10/7,11,14,18)・仙台(10/9)
(大阪・名古屋・通信はお電話でご説明いたします。)


体験セミナー&説明会 お申込み

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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。

今回は、一新塾第37期・第39期の小池勉さんのメッセージをお届けいたします。

小池さんは、2015年11月に一新塾に入塾され、翌年、「フィールド・フォー・シチズン」プロジェクトを立ち上げ、神奈川県秦野市を現場に、一新塾の同志と共に活動を開始されました。

小池さんは、今年は、1反の田んぼを借り受け、お米の栽培にチャレンジされています!私も7月に現地に訪問、一緒に草取りをさせていただきながら秦野の素晴らしい自然と人の魅力を感じさせていただきました。

それでは、小池さんの志を生きる挑戦をお伝えさせていただきます。

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『農家と市民をつなげて
 耕作放棄地を憩いの場へ』
~シェアファームで耕作放棄地をゼロへ~

 一新塾第37期・第39期 東京本科 小池勉

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●耕作放棄地をゼロへ

 耕作放棄地と市民をつなげれば耕作放棄地をゼロにできる。
農家と市民がつながることで疲弊した農村も活性化し、市民も自然に癒され一石二鳥になる。こんなことを考えたところからプロジェクトは始まりました。

●増え続ける耕作放棄地

 平成28年現在、農家の平均年齢は66.8歳、そして耕作放棄地は28.4万ha。東京ドーム6万個もの面積が利用されずに眠っている農地となっています。

 農業が魅力を失い、耕作放棄地が増え続けることで、田園風景は失われイノシシやシカなどの獣害も増加しています。
そして何よりも、農業が体験できるという貴重な機会が失われています。

●耕作放棄地と市民をつなげる

 我々には田畑を守るのは農家という先入観があります。しかし耕作放棄地が増え続けている状況では、そんなことも言ってはいられません。現在は特定農地貸付法があり、農地所有者から地方公共団体や農協が農地を売買、貸借して、会社やNPOなどが農業委員会による承認を受けて市民農園を開設できるようになっています。

●絆を深められない人生

 私は生まれて4日後のクリスマスイブに母親を亡くしました。
母親との早すぎる別れが影響しているのかどうかは分かりませんが、人との付き合いが下手で何気ないコミュニケーションをとるのが苦手です。それでも、父親が植物好きだった影響から農業関係の仕事に就きました。物言わない植物に癒されることで、複雑な人間関係を忘れることが出来ました。

●好きではなかった故郷

 私は3歳になった頃に、神奈川県秦野市に移り住みました。秦野市は私の故郷です。しかし都会に憧れていた自分には、山と緑に囲まれた盆地である秦野を好きにはなれず、結婚後はまるで転勤族のように数年ごとに、茅ヶ崎、横浜、厚木などを転々としました。

 とはいえ長男である自分は、親が高齢となったら故郷・秦野に戻ると決めていました。10年ぶりに戻った故郷には知り合いはいませんでした。

 そこで、仲間を増やすために母校の小学校のおやじの会に入りました。おやじの会のメンバーでは、秦野市で生まれ育ったものは少数派で、秦野市に移り住んできた人ばかりです。
懇親会で飲んで話が盛り上がってくると口々に秦野市の素晴らしさを語ります。山と緑に囲まれた自然が残り、名水で知られる秦野。
40歳を過ぎてようやく、故郷である秦野の素晴らしさに気付かされたのです。

●一新塾での活動

 自分の志(根っこ)を見つける。そんな強い思いで一新塾に入塾し「フィールド・フォー・シチズン」という名前のプロジェクトを立ち上げました。

 プロジェクトを行うにあたっては秦野市のチベットと呼ばれ、昭和の田園風景が色濃く残る上(かみ)と呼ばれる地域を選びました。我々のプロジェクト活動に理解を示し、後ろ盾となってくれる地域の顔役の農家さんとも出会い、昨年の10月より市民農園シェアファームの運営を始めました。

●シェアファームでの日々

 耕作放棄地は宝の山です。現在、シェアファームでは1反の田んぼを借り受け、お米の栽培をしています。

 昨年の10月に背丈ほどの高さに伸びた草を刈るところから、田んぼのプロジェクトはスタートしました。そして春になり田を耕し始めると、田んぼのシーズンの始まりです。

 6月には多くの仲間が集まり田植えを行いました。

 ところが、7月に入ると除草剤を使っていない田んぼには、眠っていた草のたねが目覚めはじめ、田んぼは草に覆われました。
7月中は多くの仲間と草を取り続ける日々でした。また殺虫剤を使っていないためイナゴの大群も押し寄せ、稲の葉もずいぶん食べられました。

 9月になると稲の穂もこうべを垂れ、動物に狙われます。そこで
イノシシやシカの侵入を防ぐためのネットや、スズメから稲穂を守る網をかけるなど作業が続きました。竹の切り出しで、ヤマビルに血を吸われたり、ブユに刺されて何日も腫れが引かなかったりと、苦労は尽きません。稲を手で刈り竹を組んで干す作業は、1反とはいえ大変な労力です。休憩時間には、お米をつくるのは大変な作業の連続で、昔のお百姓さんは大変だったんだねと話をしています。

●シェアファームの展望

 一年を通して魅力がいっぱいのシェアファーム。田んぼのある神奈川県秦野市柳川は丹沢のふもとにあり、大自然に囲まれています。
時にはイノシシの肉が手に入ることもあり、ボタン鍋を食べ、初夏には大発生するイナゴは捕まえては佃煮にします。6月にはタケノコが出て、7月には蛍が舞い、冬には落ち葉を集めて、焼き芋も食べます。

 今年の参加者はボランティア活動という形で協力したいただきました。
今後は、クラブ・フィールド・フォー・シチズンとして年会費を集め、シェアファームの経営を安定させていくことが、人と人をつなげて、絆を深めて、耕作放棄地をゼロとする、我々のビジョンを達成するために重要であると考えています。

 皆さんもぜひシェアファームで自然の恵みを体験してください。


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  「体験セミナー&説明会 あと僅か」
  一新塾第41期 11月5日開講迫る! メルマガメルマガ

一新塾は第41期が、2017年11月5日に開講します。
体験セミナー&説明会は残り僅かとなりました。

今、時代が求めるのは、「根っこ」。
ビジョンに向けて、仲間と真の協働を果たすことができるか。

「社会起業」「市民活動」「政策提言」で未来創造に挑んでみませんか?そのヒントが一新塾体験セミナー&説明会で学べます。

【主な内容】***********************
●なぜ一新塾で学ぶと人生と社会が変わるのか?
●激動の時代、なぜ、今、市民なのか?
●志を生きるロールモデルの30人の講師
●ゼロベースでビジョンを描くには?
●仲間と協働し、現場主義を生きる方法
●20世紀リーダーと21世紀リーダーの違い
●「根っこ(志)」と「幹」をつなげる問題解決フレームワーク『6つの箱』とは?
●「社会起業」「政策提言」「市民活動(NPO)」で社会を変える方法論
●志のコミュニティから生まれたOBOGのプロジェクト紹介!

講 師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
テーマ:「“根っこ力”が社会を変える!」
参加費:無料
体験セミナー&説明会 お申込み

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【東京本科 体験セミナー&説明会】
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日時:
10月 7日(土)15:00~17:45
10月11日(水)19:30~21:45
10月14日(土)15:00~17:45
10月18日(土)15:00~17:45

会場:一新塾セミナールーム
(住所)東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F

体験セミナー&説明会 お申込み

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【仙台地域科 体験セミナー&説明会】
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日時:
10月9日(月祝)13:00~15:45(最終回)

会場:トークネットホール仙台(仙台市民会館)
(住所)仙台市青葉区桜ケ岡公園4番1号

体験セミナー&説明会 お申込み

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【大阪地域科・名古屋地域科・通信科 電話での個別説明 】
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随時、お電話での個別説明を10~15分程度させていただきます。
一新塾までお電話いただくかメールでご依頼ください。

http://www.isshinjuku.com/index.html


【講師プロフィール】

森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)

1964年生まれ。1988年慶應義塾大学卒、積水ハウス(株) に入社。
「都市開発」「まちづくり」の仕事に携わる。
1996年一新塾へ入塾。
1997年政策学校一新塾マネジャーへ。大前研一氏の下で薫陶を受ける。
2002年一新塾のNPO化に伴い、代表理事・事務局長就任。
20年で4700名の塾生の“志を生きる挑戦”に立ち会い、人生の転機での相談役。
これまでに1000を超える「政策提言」「社会起業」「市民プロジェクト」をインキュベート。
誰もが、いつでも、どこでも、市民を生きられる『志を生きる方程式』のメソッドを確立。
市民起点の新しい国づくり、地域づくりの支援に全国を日々奔走している。

著書に『人生と社会を変える根っこ力』(一藝社)『根っこ力が社会を変える』(ぎょうせい)、
共著に『一新力』(文屋)、『今のニッポンを変えろ!』など。

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【一新塾のプログラム「政策提言」「社会起業」「市民活動」】
東京本科:
http://www.isshinjuku.com/curriculum/tokyo.html
大阪地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
名古屋地域科 : http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
仙台地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/sendai.html
通信科:
http://www.isshinjuku.com/curriculum/content.html

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