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一新塾ニュース ~今のニッポンを変えろ!
【 710号 】発行日:2019年4月30日
https://www.isshinjuku.com/
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(もくじ)
■事務局長メッセージ
『平成を振り返ってみる』
~サラリーマンという目線で~
一新塾代表理事・事務局長 森嶋伸夫


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事務局長メッセージ-------------------------
『平成を振り返ってみる』
 ~サラリーマンという目線で~
一新塾代表理事・事務局長 森嶋伸夫

平成を振り返ってみる

平成元年が訪れたのは、私にとっては社会人になって一年目。
住宅メーカーでのサラリーマン時代が9年、
市民活動の世界に転身してから23年。

「第一の人生」から「第二の人生」へ。
「組織のミッション」から「個人のミッション」へ。
「業界の論理」から「市民の論理」へ。

平成を通じて、私自身、
こうしたパラダイムの転換を体験させていただいた。

サラリーマンという目線で平成を振り返ってみる。
大きく3つの変化があった。

--------------------------------------------
1つ目は、
「第一の人生」から「第二の人生」へ。
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平成が始まった1989年はバブル経済のピーク。
当時は会社の存在が大きく、会社コミュニティが社員とその家族全員の人生を支える基盤となって「丸ごと死ぬまで面倒見ますよ」といった感じで、国家に代わる役割を果たす勢いだった。それを支えていたのは、社員一人ひとりの会社への忠誠心であり企業戦士として奮闘した。 

しかし、バブルは間もなくはじけ、会社コミュニティも幻想に終わる。終身雇用の前提も崩れ始めた。

P・F・ドラッカーは、1990年代に
「歴史上初めて、人間の方が組織より長命になった。そこで全く新しい問題が生まれた。第二の人生をどうするかである。」と指摘。
第二の人生では、もっと社会のために、 もっと自分のミッションで生きるようになる。その方法も様々。

「第一の方法は、文字通り第二の人生を持つことである。たんに組織を変わることでも良い。第二の方法は、パラレル・キャリア、すなわち本業にありながらもう一つ別の世界を持つことである。
第三の方法は、ソーシャル・アントレプレナー(社会的起業家)になることである。」

かつてドラッカーの語っていた「第二の人生」と、
いま言われている「人生100年時代」がピタッと重なる。

働き方はどんどん多様化し、
転職も、副業も、起業も、早期退職も、UIJターンも増えてきた。
サラリーマンの誰もが、どこかで、
「第一の人生」から「第二の人生」へ、
志を生きる人生へギアチェンジをする時代となった。

------------------------------------------------
2つ目は、
「組織のミッション」から「個人のミッション」へ。
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一般に日本社会では、
一個人、一市民の立場で“ものを言う”ことはあまりない。
組織の論理が幅をきかせるサラリーマンの世界では特に顕著だ。

なぜか、主語が自分でなく、企業であったり、国であったり、
自分を主語とせずに、評論家になってしまう。
そして、気づかぬうちに、かけがえのない「個人のミッション」を
埋もれさせ「組織のミッション」で上塗りされていく。

個人が表に出ることがあまり歓迎されない空気を感じる時がある。
その背景には、個人を強く出すと、個人の“エゴ”が出てしまった時の警戒心があるのかもしれない。

しかし、個人のもう一つの側面に“志”がある。

何か新しい創造が生まれた時は、その人の志が鮮明に発信され、
その人の人生を賭けて身を投じた生き方に感動して、それが求心力となって人を巻き込んでいったときだ。自己の利益や欲望や野心とは違う、自分の内にある志を表に出すことができたときだ。志の中には、自己実現も利他の精神も社会変革への切なる願いも込められている。

そうした個人の思いを、IT革命によって誰もが低コストで発信できるようになった。

タテ割りを超えて個で繋がれるようになり、新しいコミュニティも続々と生まれている。

私たちは組織人である前に、一人の人間である。
主語を、「私」に変える人が増えてきた。
それこそが、
「組織のミッション」から「個人のミッション」を生きることである。

---------------------------------------------
3つ目は、
「業界の論理」から「市民の論理」へ。
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これまで日本社会は巨大な二つのエンジンが牽引役。
一つは「行政セクター」。
もう一つは「ビジネスセクター」。

かつては、ものすごく機能したこの2つのセクターも、右肩上がりの時代は終わり、人口減少、少子化、高齢化、格差拡大など、時代の変化についていけず、制度疲労を患っている。

何かに困っていたら行政がすべての相談に乗ってくれるという時代は終焉。また、企業の経済力が人々の生活や心をさらに豊かにしてくれるという企業神話も崩壊。

IT革命で、「行政セクター」も「ビジネスセクター」もシステムは進化しているはずなのに、格差・分断・孤立の現実を生み出し、人間の幸福度という観点からは豊かさをもたらせてはいない。

こうした中、生活者としての論理を取り戻すために台頭してきたのが、「市民セクター」だ。

「市民セクター」は、阪神淡路大震災や東日本大震災など、切実な試練に遭遇するたびに、そのプレイヤーは続々と増えてきた。
「市民セクター」のプレイヤーは、社会起業家やNPO、仕事の合間を縫ってボランティアする私たち市民一人ひとりだ。
地域の様々な問題を解決し、豊かなコミュニティをつくり上げることで志を生きる人たち。

「市民セクター」では、自己実現ができ、社会にも貢献し、楽しく事業も起こし、お金も回していく。行政の役割を「市民セクター」がどんどん担っていけば、税金の無駄をなくし、サービスのクオリティを上げることもできる。

「行政セクター」「ビジネスセクター」(業界の論理)だけでなく、「市民セクター」(市民の論理)が加わってきた。

このような3つの潮流を生み出した平成。
マジョリティであるサラリーマンの意識が大きく変わった時代とも言える。これまで、どっぷり「ビジネスセクター」の住人だったサラリーマンが、いつでも、市民活動家に、社会起業家に、政治家に、なれる。誰もが、地域づくり・国づくりのプレイヤーだ。

令和の時代は、私たち一人ひとりが、個人として、志を生きる人生にギアチェンジし、自らのミッションを邁進することこそが、新時代創造のエンジンとなるのではないだろうか。

これまで平成維新を旗に5000人の同志が集い、果敢に社会変革に挑戦してきた一新塾。令和の時代は、同志10000人を目指して、新たに志を立て、始めてゆきたい。

新しい時代を「市民の論理」を土台に「個人のミッション」で「第二の人生」を拓いて社会創造に関わってゆきたいと志す方は、ぜひ、一新塾から生み出された「志を生きる方程式」で挑戦する同志になっていただきたいと切に願う。




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    ~第44期(2019年5月開講)~

一新塾第44期が、2019年5月開講します。

「一新塾 体験セミナー&説明会」を開催中です。

今、時代が求めるのは、
「一市民として根っこでつながる力」。
志を軸に、仲間と真の協働を果たすことができるかどうかです。

「社会起業」「市民活動」「政策提言」で
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ぜひ、ご参加ください。

●なぜ一新塾で学ぶと人生と社会が変わるのか?
●志を生きるロールモデルの30人の講師
●ゼロベースでビジョンを描くには?
●仲間と協働し、現場主義を生きる方法
●20世紀リーダーと21世紀リーダーの違い
●「社会起業」「政策提言」「市民活動」で社会を変える方法論
●志のコミュニティから生まれたOBOGのプロジェクト紹介!

講 師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
テーマ:「人生と社会を変える“根っこ力”!」
参加費:無料

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一新塾本の最新刊ご紹介
『人生と社会を変える「根っこ力」
 政策提言・社会起業・市民活動』
~45人の志を生きる人生と社会変革事例
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一新塾1994年からの知恵を書籍として出版いたしました。
「誰もが志を生きる社会変革事例集」です。

本書では、新しい時代を拓く鍵である『根っこ力』に迫ります。
自らの「根っこ」に根差して、社会創造に挑んでいったときに、何が起こるのか。

社会変革者の先駆者の実践が、次に続く方にどのように伝承され、人生にどのような化学変化が起こり、どのような社会変革の行動が生まれてきたのか。

あらゆるバックグラウンドの一人ひとりが、市民として志を生きるチャレンジに挑んだ実践例を通じて、その計り知れない可能性を感じていただきたいと思います 。

時代の転換点、これまでの敷かれたレールは崩れ、社会のあり方も人間の生き方も問われ直すこのタイミングで、この本によって、あなたも志を生きる挑戦に一歩踏み出していただきたいと思います。

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『人生と社会を変える「根っこ力」
政策提言・社会起業・市民活動』 (一藝社)

       NPO法人一新塾/森嶋伸夫 (編著)
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(1)アマゾン 
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(2)一藝社 
http://www.ichigeisha.co.jp/

(3)一新塾 
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b_issryku_book.html

【目次】

はじめに

■第1章 志を生きる方程式
 一新塾代表理事・事務局長 森嶋伸夫

1 伝承される市民の知恵  
2 志を育む場はこうして生まれた!  
3 すべての人が志を生きるための道  

■第2章 志を生きるロールモデル 講師陣

一新塾代表理事・環境総合研究所顧問・東京都市大学名誉教授
青山貞一  
「ミッション、パッション、アクション、『闘うシンクタンク』」  

元三重県知事・早稲田大学マニフェスト研究所顧問
北川正恭 「生活者起点で一点突破、全面展開」  

(株)日本総合研究所 調査部 主席研究員
藻谷浩介 「里山資本主義で描く日本の未来」  

NPO法人アサザ基金代表理事
飯島 博
「霞ヶ浦再生に向けて28万人の市民が参加したアサザ・プロジェクト」

非電化工房主宰・日本大学工学部教授 
藤村靖之 「地方でいいことで愉しく稼ぐローカルアントレプレナー」

評論家・JET日本語学校 名誉理事長
金 美齢 「日本と台湾の懸け橋でありたい」

社会活動家・法政大学現代福祉学部教授
湯浅 誠 「貧困の現場から見える日本社会」  

NPO法人自殺対策支援センターライフリンク代表
清水康之「誰も自殺に追い込まれることのない社会」 

元三鷹市立第四小学校長・元三鷹市教育長・東京家政大学特任教授
貝ノ瀬滋 「地域と学校をつなぐ、コミュニティ・スクール」  

一新塾理事・山梨県立大学名誉教授
前澤哲爾 「日本にフィルム・コミッションをつくる」  

★一新塾の講師のすべての皆様に感謝を込めて(1994年~2017年) 

■第3章
すべての人は志を生きられる 一新塾卒業生  

1 まちづくり ............................

グッドモーニング仙川!プロジェクト代表
児島秀樹 『誰もが自分の街のキャスト(出演者)になれるまち』 

「渋谷のラジオ」ファウンダー・チーフプロデューサー・「渋谷みつばちプロジェクト」代表
佐藤 勝 『市民・企業・行政が本音で協働できる情報プラットホーム「渋谷のラジオ」』 

ペットシッター・ペットホテル「ニャンワンクラブ」代表
菊池信恵
『「るーぷる仙台」に手を振ろう~受容する街をめざして』  

「旅宿 コットンクラブ」ペンション経営
早野慎哉
『地元、阿蘇の「阿蘇らしさ」を後世に残すために』  

2 商店街 ...................................

NPO法人atamista 代表理事・株式会社machimori 代表取締役
市来広一郎
『100年後も豊かな暮らしができる熱海をつくる』  

合同会社VALN代表社員・NPO 法人ワップフィルム事務局長
菊地真紀子
『商店街を舞台にした、多様な人が集う居場所づくり』  

3 観光・旅館 ..............................

株式会社たびえもん代表取締役
木舟周作
『旅育を提唱する「たびえもん」の挑戦  

(株)くつろぎ宿代表取締役社長・(株)せせらぎ宿代表取締役社長
深田智之
『事業を再生させ、地域を再生させる!~会津東山温泉の三旅館の同時再生』

4 子育て・女性 ..............................

NPO法人マザーリンク・ジャパン代表
寝占理絵
『災地支援で知った「母子家庭の貧困」や「子どもの貧困」』 

NPO法人大阪子どもの貧困アクショングループ(CPAD)代表
徳丸ゆき子
『子どもの貧困を解決するシングルマザー100人調査を起点に』 

NPO法人病児保育を作る会代表理事
賀川祐二
『安心して預けられる病児保育を当たり前のサービスへ』  

5 文化 ................................................. 

株式会社Culture Generation Japan 代表取締役
堀田卓哉
『日本文化の継承と世界への発信』  

映画監督・執筆業
野田香里
『異なる価値観や違った文化が触れ合うことで、人は元気になる、社会は進化する』

6 農業 .................................................

(株)みやじ豚 代表・NPO法人農家のこせがれネットワーク代表理事
宮治勇輔
『一次産業を「かっこよくて、感動があって、稼げる」3K産業に』 

株式会社MITU代表
佐藤好宣
『ソーシャル・ファームバレーせんだいプロジェクト』  

7 福祉 .................................................

一般社団法人happy choice 代表理事
白根邦子
『すべての人間の価値がお互いに認められる社会へ~障害者の施設製品を社会へ』

NPO法人両育わーるどファウンダー・feese運営責任者
重光喬之
『知的・発達障害児と関わる人がともに学び合う、「両育」のある社会へ』

8 介護 .................................................

オムソーリ・プロジェクト代表
齋藤 哲
『認知症から家族を守る、分かち合い社会の実現』 

株式会社スタイリッシュハウス代表取締役
佐藤秀雄
『絶対やりたくないと思っていたことが生きるテーマに』  

NPO法人 生き活き元気塾 代表理事・塾長
本多慶吉
『介護予防体操で、高齢社会に挑む』  

9 医療 .................................................

生きがい訪問診療所 院長
木暮 裕
『自分で居場所や治療方針を選択できる医療』 

株式会社ペイシェントフッド代表取締役
宿野部武志
『腎臓病・透析に関わるすべての人の幸せのために』

医療法人社団鉄祐会理事長
武藤真祐 『在宅医療の現場から高齢先進国モデルをつくる』 

10 グローバル .................................................

株式会社レアジョブ創設者 
加藤智久
『世界中の人々が国境や言語の壁を越えて活躍できる社会』  

NPO法人未来をつかむスタディーズ代表理事
河内智之
『誰もが自分らしく生きられる世の中へ』  

11 教育 .................................................

うらやす子ども起業塾 運営委員長
峰松めぐみ
『うらやす子ども起業塾~失敗を恐れず Let's challenge』  

谷町キッズポップフィルハーモニー楽団設立・応援団長
北原さとみ
『「谷町キッズポップフィルハーモニー楽団」立ち上げ』  

La CLo 代表・NPO法人親育ネットワーク代表理事
黒田忠晃
『総合共育で夢や目標を持てる人を育みたい~仮説から確信へ』

12 政治 .................................................

千葉市長
熊谷俊人 「日本変革に向けて地方分権のモデルを千葉で創る」 

宇部市長
久保田后子
 「暮らして良し!働いて良し!わがまち創生チャレンジ!
  山口県内で、初の女性市長」

上峰町長
武広勇平  「オンリーワンのモデルを目指す」  

金沢市長
山野之義 「自立した市民が新しい金沢を拓く」 

柏市長
秋山浩保  「主体的市民の輪を広げよう」  

豊明市長
小浮正典 「壁のない豊明市を市民一丸で実現する」  

枚方市長
伏見 隆  「未来への投資~ 20年後の枚方のために」  

■第4章 「根っこ力」の育み方 
 一新塾代表理事・事務局長 森嶋伸夫

1 一新塾の根っこ力を育むプログラム  
2 誰もが志を生きるマネジメント  
3 一新塾を支えてくれる、志を生きる同志からのメッセージ 

あとがき  

プロフィール   NPO法人一新塾  森嶋伸夫  

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【一新塾のプログラム「政策提言」「社会起業」「市民活動」】
東京本科:
https://www.isshinjuku.com/curriculum/tokyo.html
大阪地域科: https://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
名古屋地域科 : https://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
仙台地域科: https://www.isshinjuku.com/curriculum/sendai.html
通信科:
https://www.isshinjuku.com/curriculum/content.html

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