塾生の声 体験談

一新塾卒塾生の体験談とメッセージ

今井茂雄(イントロン・スペース㈱代表取締役/一新塾卒塾生)

今井茂雄 氏

イントロン・スペース株式会社代表取締役
一新塾43期卒塾

◎入塾前は会社員
→尿ケア製品を作る会社で起業


「人生の最期をオムツで終わらせないために起業」


病気や年を取ったり、特別な環境では、それまでできていた活動ができなくなる場合があります。そういった機能を補強し、できなくなった活動をできるようにすることが、私が立ち上げた会社のビジョンです。そのために、日本が得意とする素材や製造技術を戦略的に取り入れ、世界の人達が生き生きとアクティブに活動でき豊かな人生をおくるための製品/サービスを提供する会社を2019年に設立しました。

私はトイレメーカーで会社員として世界の排泄の課題に長年取り組んで参りました。

起業をしようと思ったきっかけは、父の認知症で介護という世界を知り、初めて、「人生の最期にトイレは使えない」「排泄に大きなペインがある」ということを知ったことでした。
その時に、これまでの私が取り組んできた排泄の課題…点と点がすべてつながったのです。日本は高齢化で世界のトップランナーです。この問題を解くことができれば、世界を救えると思いました。

「食」と「排泄」は生命にとって密接で一対なのですが、食について語られることがあっても、排泄についてはほとんど表に出てこない話題です。しかしながら、排泄は人の尊厳に関わる重大な問題で、ひとたびトラブルを抱えることになると、精神的・肉体的に大きな苦痛を伴うものになってしまいます。人生100年時代において、何らかの機能低下は避けられません。

私が一新塾に入ったのは2018年、57歳の時。会社の中では果たすことが難しい志の実現に向けて迷いがあり、決心に揺らいでいる中で入塾しました。心の中では自分が小さく始めて世の中にインパクトを起こすしかないという思いでした。モノづくりに関する企業となると資金や年齢的な点も考えて早い方がいいと考え、一新塾ならばゼロからの起業に相談にのってもらえて、幅広い刺激も受けながら仲間もできそうだと思い入塾しました。森嶋さんや講師の方や同期との学びの場の対話の中で「自分の思いは自分だけの疑問ではなく、同じ思いの同志がいるのだ」という安堵感と勇気が得られました。

東京本科のプロジェクトを立ち上げるプログラムでは、私の考えに賛同する仲間がチームメンバーとして集まってくれ、自信につながりました。チーム活動では、ゼロからの仲間づくりだけでなく、インタビューの手法、チームビルディングにおける人選や具体的な活動の運営、起業プランの立て方、社会起業のプレゼンテーションの方法など、多くの学びがありました。

一新塾のゲスト講義では、その方々の道のり(目標の途上)を将来の自分と照らし合わせて聞くのが次第に楽しみになり、「できるかもしれない」「しなければならない」「絶対に後悔する」と自問自答しながら学びを進めました。そしてとうとう、卒塾前に東京都の助成金の応募にチャレンジし、申請書作成には一新塾で学んだ「6つの箱」が大いに役立ち、創業前の採択を受けることができ、会社を退職する決心ができました。

イントロン・スペース㈱では、設計・開発を、最も根源的で苦痛の大きい「排泄」に焦点を当て、今までと同じQoL(生活の質)を維持できる製品を提供するため、まず男性用の排尿についての商品を世の中に提案を始めています。この製品が、高齢者はもとより、トラック運転手・高所作業者などの事業者や、釣りやマリンスポーツなどのレジャーなどの用途で、排泄のことを気にせずに健康と安全を守りながら仕事に集中し、余暇の質を高めることに貢献することを目指しています。

高齢者については、まずは前立腺がん等の患者様で、尿もれで悩んでいる方々に使って頂きたいと思っています。現役であれば仕事に支障なく、バス旅行や演劇/スポーツ観戦など、元気に安心して楽しめることで、健康寿命の延伸に繋がると考えております。

人の健康と地球環境をはじめとする各種の社会問題、SDGsへ大きな貢献ができる製品と考えており、できるだけ早くグローバルに展開してゆこうと邁進しています。



今井茂雄(イントロン・スペース㈱代表取締役)

イントロン・スペース株式会社

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