塾生の声

一新塾卒塾生からのメッセージ

加藤 頌太 氏

子供たちの文化交流教室 NPO法人ナタデココ代表
国家公務員
一新塾48・50期卒塾

◎入塾前は国家公務員
→仕事+市民プロジェクト


「全国の子供に異文化体験を」


三重県の田舎、周りはみんな知り合いといったのような環境で生まれ育ちました。父親の転勤で中学から関東に引っ越して、自分とはバックグラウンドの異なる人たちと出会い、本能的に異文化に触れる楽しさを知りました。

「未知」との出会いは、人生の喜び。バックパッカーとしてアジアを巡った時、フランスに留学した時、アフリカに駐在した時、多くの「未知」との出会いによって人生は色鮮やかになりました。

人間は本能的に「自分にないものを求める生き物」であると信じています。ですが、異文化との出会いを自然と楽しめる人がいる一方で、日本社会には、異文化に対する抵抗感や偏見が根強く残っています。外国人に対する恐怖心を抱く人が多数いるのが現状です。

その原因はなんでしょうか。
私は、原体験の有無だと考えています。

私は、「子供たちに異文化に触れる原体験を持ってほしい」と考え、国家公務員10年の経験を経て、仲間を求めて2021年に一新塾に入塾しました。

一新塾では、日本在住の外国人の協力を得つつ、地方の小中学生を対象とした出前授業を実施するプロジェクト「異文化に触れる出前授業」として仲間を募りました。結果「草の根で日本と海外を繋ぐ活動をしたい」という熱い想いに深く共感したメンバーが二人集まり、チームとして発足しました。

2021年はまだコロナ禍の真っ只中。まずはオンライン教室を開催し、2022年5月から対面イベント「文化交流教室」を始めました。それ以降、日比谷、お台場、私の故郷の三重県等で開催し、過去1年間で300人近くの小学生に参加いただきました。

たくさんの方に支えていただき、「文化交流教室」の知名度は少しずつ向上し、公式HP、インスタグラムを通じて本当に多くの方にイベントに申し込みをいただくまでになりました。また、小学校や児童館との連携が始まるなど、活動の幅は大きく広がっています。

多国籍の外国人が参加する「文化交流教室」の運営を通じ、全国の子供たちに「異文化と過ごすことは楽しい」という原体験を届けていきたいと考えています。幼少期に得た原体験は、多様性溢れるこれからの社会を担う子供たちにとって大きな武器になると信じています。

私たちは、「文化交流教室」の企画・運営を通じ、子供たちに異文化に触れる楽しさを伝え、「食わず嫌い」がなく異文化との出会いを楽しめる社会の創出を目指します。

2023年6月27日(NPO法人化)
(Webサイト開設:2022年2月19日)
(任意団体立ち上げ:2021年8月27日)

※ナタデココの活動インタビュー 東京都の多文化共生紹介ページ
加藤 頌太(子供たちの文化交流教室 NPO法人ナタデココ代表)

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