塾生の声

一新塾卒塾生からのメッセージ

一新塾卒塾生 前川哲弥

前川哲弥 氏

NPO法人ユメソダテ理事長
株式会社夢育て代表取締役
一新塾41・43期卒塾

◎入塾前は運輸会社経営者
+福祉で起業


「障害があっても、夢や希望を持って、人として成長し続けられる人生を送れる社会を創る」


私は、17年の公務員生活(農水省、OECD)の後、家業の運輸会社を継承しました。知的障害のある長男(当時中2)の将来を案じ、一新塾入塾(2017年)しました。私亡き後の息子を案じたからです。息子のような困難を持つ方々が、生きがい面&経済面で幸せに生きることができる社会にしたいとの思いで、社会起業を目指すこととしました。

一新塾では、障がい当事者が夢を育て主体的に生きれる社会を目指し「ユメソダテproject」を立ち上げました。

再婚した妻の「傾聴」によって息子が成長を始めた経験を下に、2018年9月「NPO法人ユメソダテ」を設立し、一人ひとりの人生を「傾聴」するなかで「ユメのタネ」を見つけ、夢育て伴走をしました。

一方、知的に障がいのある方は夢に向かってどうしてよいのか分からない人たちがいます。そこで“認知と人生研究会”を立ち上げ、まずはお金を自分で扱うことができない問題の解決に取り組み、障がいを持つ方のためのコインケース「ニコニコイン」を開発しました。開発資金のため、2020年「株式会社夢育て」を設立しました。クラウドファンディングでは39都道府県370名余のご支援を頂き、世田谷区、東急㈱、良品計画のデザインをされているデザイニト㈱やロッキー化成のお力を頂き、2022年9月に完成し、販売を開始しました。区立のB型事業所で効果を検証しました。40代の当事者が初めて自分で買い物をして楽しかったとニコニコインを握りしめてくれたことに、手ごたえを感じました。その後、千個ほどを、視覚障害、片麻痺、初期認知症高齢者、幼児の知育教材として、お使い頂いています。

さらに、知的障がいのある方々は、支援学校卒後、資質向上の機会に乏しく、「知的障害者には成長の天井がある」との俗説があります。私たちはこれに反証を示すため、2022年10月、世田谷区立桜丘農業広場内に夢育て農園をスタートし、インクルーシブ・コミュニティを創りつつ、知的障害者を対象とする私塾、“人を育てる畑”をスタートし、知的障害があっても認知的身体的に成長し続けることができるという事例と、その具体的方法を世に問う取り組みにチャレンジしています。2023年中には結果を世に問う予定で進めています。

前川哲弥(NPO法人ユメソダテ理事長・㈱夢育て代表取締役)

 

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