塾生の声

一新塾卒塾生からのメッセージ

鈴木あやこ 氏

江東区議会議員
一新塾19期卒塾

◎入塾前は会社員 →区議会議員


「働く世代のワークライフバランスを実現へ」


私は就職氷河期の1997年にNTTドコモに入社して営業職につきました。
そこで、職場の女性の先輩たちがキャリアか家庭かの二者択一をせざるをえない現実を目の当たりにしました。
社内ではダイバーシティーに関するワーキンググループに参加していましが、「企業だけでなく、社会を変えなければ」と感じました。

20代後半に結婚し、江東区の豊洲にマンションを購入し、暮らし始めてからまちづくりにも関心を持ち始めました。
当時は豊洲には新しいマンションや商業施設が次々にでき、ワクワクする時代。
興味を持った私は、江東区の基本構想考える未来会議などに参加しました。地域の有力者の方が多く参加されており、そこに新しく住み始めた新住民の声を行政に届けることで、さらに住民目線のまちづくりを実現できると私は感じました。

そして、2006年11月、一新塾第19期に入塾。
3ケ月後にはプロジェクト活動を立ち上げ、一新塾の仲間がメンバーになってくれました。
江東区を現場として、平日の夜や土日をつかって「おとなとこどもの地域のかたりば」のプロジェクトがスタート。
目的は、「いじめ・不登校・自殺」など子どもを取り巻く環境が深刻化する中で、こどもが「へっちゃら力」を身につけられるように、地域の大人がサポートしていくためのモデルケースをつくることとしました。
なぜなら、一新塾の様々な学びの中で、自分の強みは、「いじめを乗り越えた経験」であると気が付いたからです。まずは、一歩を踏み出してみました。

活動をしながら思ったことは、働く女性を取り巻く環境も、同じように深刻化していることです。
「20~30代の働く女性の声を議会に届けるために、私が政治の世界で活動するやる意味があるんじゃないか」との思いが深まってゆきました。

そして2011年の東日本大震災の翌月の4月の選挙で江東区議会議員に初当選。当時、江東区の女性議員としては最年少でした。

2022年で議員になって12年目、多様性が求められる今の世代、女性の活躍だけでなく、多様な年代、バックグラウンドを持つ方々が暮らしやすいまちづくりがより求められるようになりました。

現在、「働く世代のワークライフバランスを実現」をテーマに待機児童の解消や保育の充実、高齢者の方が退職後も地域に関われるまちづくり、ICTの活用などの政策に取り組んでいます。

鈴木あやこ(江東区議会議員)


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