塾生の声

一新塾卒塾生からのメッセージ

高山敏朗(としあき) 氏

八千代市議会議員
一般社団法人やちよ未来エネルギー代表理事
一新塾40期卒塾

◎入塾前は市議会議員
+再生エネルギーで社会起業


「やちよ未来エネルギー」


千葉県八千代市に暮らし始めたのは2000年頃からでした。私は1971年生まれで早稲田の理工卒、NTTデータでシステムエンジニア、プロジェクトマネージャーとして働き、妻と子供がいる普通のサラリーマンでした。

2011年の東日本大震災の後、放射能の問題が浮上、子どもを守らなければと切実に思うようになり、政治に関わることを決意。
2015年1月から八千代市議会議員になりました。

地域では「放射能から子どもを守る会@やちよ」で子どもたちへの甲状腺検診を定期開催、「やちよ自然エネルギー市民協議会」や防犯防災隊などの活動に参加。この土地で子どもを守りながら生きると決めたので、できることは様々やってきました。

そして2017年5月には一新塾入塾。「徹底して市民の声を聞く基盤作り」をするために、自分のミッションを研ぎ澄ませた活動を生み出したいと思っての事でした。

一新塾では、同期の仲間と「コドモ・ミライプロジェクト」を立ち上げました。「子ども達の希望ある未来へ、市民の輪から自然エネルギー100%の街、未来への不安が安心に変わる社会を創る」をビジョンに、地元の八千代市をフィールドに、市民の手による市民のための市民に役立つ自然エネルギーの「市民発電所」をつくる挑戦を始めました。

その後、一新塾のメンバーと地元のメンバーで「根っこの想いを共感すること」で結束して、2018年「一般社団やちよ未来エネルギー」を設立。一新塾で学んだ「タテ軸ヨコ軸の意識」と、ビジョンや想いを伝え続けることを実践する大切さを刻んだことも大きかったです。

活動は、原発に頼らない100%自然エネルギーを自分たちの街で実現することを目指して、 主婦や会社員などの市民が屋根や屋上を借りて太陽光発電施設を増やしていく「ルーフシェアリング市民発電所」として計画。

個人や団体など80組の出資者を得て、2019年の春には市内の幼稚園屋上に子どもと大人が集合し発電所のパネルを皆で組み立て市民発電所を建設、発電事業をスタートしました。
2021年からは一般家庭の屋根での市民発電事業もスタートしました。

「一般社団やちよ未来エネルギー」は令和3年度の気候変動アクション環境大臣表彰を受けました。
たくさんの市民や企業、行政と一緒に取組んだこと、持続可能な事業として環境と経済、防災、福祉、街づくりを繋げた事が高く評価されました。

これからも地産地消の自然エネルギーを軸に、新たな地域循環を創るべく、市民の力を結集してプロジェクトを進め、八千代市から社会変革に取組んでまいります。

高山としあき(八千代市議会議員・一般社団法人やちよ未来エネルギー代表理事)


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