塾生の声

一新塾卒塾生からのメッセージ

田中ゆき 氏

横浜市議会議員
看護師
防災士
博士[心身健康科学]
一新塾38期卒塾

◎入塾前は看護師 →市議会議員


「いのちとこころを守る市政を」


正義感の強い両親に育てられ、弱い者を守るという精神を受け継ぎました。
就職は日本航空の客室乗務員CAになり、ホスピタリティの高い仕事に充実した日々でしたが、機内の急病人に何もできない現実、知人の自殺に直面し、命とこころを守る看護師になることを決意しました。

看護師になってからは、孤独死、自殺、パワハラ、ギャンブル依存症、いじめ、虐待の現実を生の現場で経験するようになり、さらに大切な家族の末期がんの在宅介護、看取りを経験しました。その経験から、地域医療や在宅介護の重要性を認識して、推進して行きたいと思いました。

そして「命とこころを守る社会を実現したい」という思いで一新塾の門をたたきました。一新塾では、心と身体の健康、身体を育む環境を大切にしたいと「ハートプロジェクト」を立ち上げました。そのプロジェクトでは、メンバーになってくださった一新塾の同期の方と、化学物質過敏症の方、引きこもりの方、子育てや介護に苦しむ方への支援をしたいと活動に励みました。

社会を変えるには”壮大なプロジェクトをしなくてはならない”と思っていました。しかし、一人でも身近な苦しむ人を助けたいという一途な思いで最初の一歩を踏み出せば、仲間が増え、いずれ多くの人を救うプロジェクトへと成長できると実感できた事は、一新塾で得られた宝物です。

卒塾後も不登校支援や在宅介護相談等のボランティア活動をしていましたが、現場には国や自治体の制度のはざまで苦しむ方々を目の前に、何とかしなければという想いが強くなっていきました。その現場で苦しむ方々の声を市政に届け、心身ともに健康に安心して幸せに暮らせる社会をつくりたいと青葉区から横浜市政に挑戦する決意をしました。

2018年の12月に出馬を決意、翌年4月の選挙であり、短期決戦となりましたが、大学生から80代の方までの沢山のボランティアの仲間に支えられ、当選することができました。その経験は、今の私の活動の原動力となり、お子さんからご高齢者との関わりをいつも大切にしています。

横浜市は人口約377万人の最大の政令市であり、課題も多岐に渡っています。あらゆる分野の課題解決へ向け、日々勉強を重ねると共に、医療、介護、福祉の専門性を活かし、全ての市民の皆さんが心身ともに健康で幸せに暮らすことのできる横浜市政、「命とこころを守る市政」に取り組んで参ります!!

田中ゆき(横浜市議会議員)


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